《脱東京》本田直之氏が考える豊かなライフスタイルの未来とは?

FEATURE

人生は壮大な実験

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だけど、俺が20年前にアリゾナで大学院に留学しているときに、夏は涼しいコロラドに住んで、冬は暖かいアリゾナに住むという人たちが結構いたわけ。

こんなんでも仕事って成り立つんだなと、うっすら思ってはいたんですよ。

だからそういう生活が、何となく頭の中に何かあったと思うんだよね。

2004年から準備している中で、あの時代のレベルでも、もしかしたら結構できるかなと。

ほとんどそのころってノートパソコンで仕事していたから、デスクトップはほとんど使わなくなっていた。

とにかくもう、「どうなるかわからないけどやってみよう」というのが2007年。

佐藤:やっぱり一歩を踏み出すということがすごく大事ですよね。

本田:そう、人生は壮大な実験だと思っているから。

実験して生きないと面白いことできないでしょう。

それが今、2007年から8年、9年ぐらい経ってみて思うのは、もうこんなに環境整っているわけじゃん。

やらなきゃ損だと思うんだ。

本もたくさん出たし、そういうことをやっている奴もたくさん出たし、テクノロジーは後押ししてくれているし、たった10年の変化なんだよね。

ここから先10年考えたら、もっとすごいことになると思う。

もっと変わると思うんだよね、世の中。

もっとやりやすくなると思うから、今真剣に考えてアクションを起こしていかないと、10年後、「まだそんなことやっているの?」みたいになっちゃうから。

いいの?それでっていう。

もっとちゃんと考えたほうがいいんじゃないのかと。

佐藤:そうですね。

今テクノロジーの進化はもちろんそうなんですけど、LCCとか移動に関しても、どんどん安くなってきていますし、「シェア」という概念もどんどん広がっているので、コストという部分では大分下がっていくと思うんですよね。

本田:そう。

だからそれを知っているか、知らないかでコストも全然違うし、人生の幅も違うし、自由度も違うというか。

それを学んで使わなければ、ものすごく損する時代だと。

今までどおりの生き方していたら損しちゃうと思うんだよね。

例えばiPhoneとか使いませんとか、Skypeとか使いませんと相変わらず言う人もいるじゃない。

もう大分減ったけど、それってすごい損だと思うんだよ。

佐藤:「もったいない」と僕もすごく思います。

本田:例えばこうやってミーティングできる。

そもそもお金だけの問題じゃないけどさ、これタダでやっているわけだからさ。

こんなの「いや、俺はあえて使わないんだ」とか言って、お金払っている、もしくはそういう機会を逸しているって、こんなもったいない話はなくて。

それと同じようなことが今後10年でもっといっぱい起こると思うんだよね。

Editors' Voice

起業前から本田さんの著書を読み漁っていて、今回このような機会をいただけたことに感謝しています!

これは必見な記事ですよー。

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。