長野県に移住すべき10の理由&地方でIターン仲間を見つける秘訣

FEATURE

みなさん、長野県は好きですか?

こんにちは、ライターの宮﨑(@JIBURl)です。

私は長野県で生まれ育ち、25歳までずっと長野県で暮らしていました。

その後は日本を飛び出し、現在はメキシコ、コスタリカ、パナマ、コロンビア、ベネズエラなどの中南米諸国で暮らしていますが、海外から見ても「NAGANO」は最高に魅力的な地域です。

しかし、長野県に縁がないIターン移住者にとっては、友人がいない田舎へ移り住むのはハードルが高いのも事実……

そこで今回は、長野県に移住すべき10の理由をご説明し、さらに地方でIターン仲間を見つける秘訣もお教えします。

01.  大自然の雄大さはワールドクラス!

なんといっても、長野県の魅力は大自然!

長野県には東京のような高層ビル群はありませんが、代わりに東京には存在しない天然の山、川、湖、森が広がっています。

ナガノアウトドアレジャーガイド『goat』さんが作成した【長野県PRムービー】を見れば、その魅力が一瞬で分かりますので、ぜひご覧ください!

断言します、長野県の大自然は中南米のアマゾンにも負けません!

02. 夏でも涼しくて過ごしやすい!

長野県は標高が高く、海に面していないので、夏でも夜には気温が下がり過ごしやすいのが魅力。

猛暑の夏でも夜にはクーラーなんていりません、むしろ肌寒いくらいです。

都会のコンクリートジャングルの中で蒸し暑さに悩んでいるなら、長野県へいらっしゃい!

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03. 冬はスノボ&スキー三昧!

「長野県」と聞くとスキー場が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

スノーボードやスキーなどのウインタースポーツが好きな人にとっては、冬は最高の時期。

ウインターシーズンには、オーストラリアなど海外からもスノーボーダーやスキープレーヤーが大勢詰めかけます。

抜群の立地条件を活かし、1998年には長野冬季オリンピックも開催されました。

海外で日本の長野県から来たと話すと、「NAGANOはオリンピックを開催した場所だね」と言われることもあり、実は世界的な知名度もあります。

04. 休日には29個の百名山へ登山ができる!

山登りが好きな登山愛好家にとっては、長野県のアルプスは最高のステージ。

乗鞍岳、常念岳、木曽駒ヶ岳、北岳など登山にうってつけな山がたくさんあります。

全国最多の29の百名山があり、長野県は「日本の屋根」の異名がついています。

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05. 日帰り温泉が日本一たくさんある!

スキーや登山で疲れたら、温泉に入って疲れを癒しましょう。

長野県はとにかく温泉が多く、日帰り温泉の数は全国ナンバーワンです!

松本市や諏訪市の温泉街では、家まで温泉をひいている民家もあるほどです。

06. 信州蕎麦などの郷土料理がヘルシーで美味しい!

温泉に入った後は、美味しい信州の食材を使ったお料理はいかがでしょうか。

長野県は平均寿命の長さが男性80.88歳、女性87.18歳で、男女共に日本一位なのです。

まさに長野県は長寿県ですが、その秘訣はもちろん食べ物!

寒暖差がある地域で採れた野菜や果物は栄養満点、畜産業も盛んです。

信州蕎麦、おやき、五平餅、野沢菜漬けなどヘルシーな郷土料理が多いのも、長野県の特徴です。

五平餅

07. 酒蔵とワイナリーが多い!日本酒、ワイン

美味しいお料理には、美味しいお酒が欠かせません。

日本酒を仕込む酒蔵の数は全国で二番目に多く、「地酒王国」の異名を持ちます。

またワイナリーも25軒もあり、長野県をワイン産地にする「信州ワインバレー構想」が着々と進行中です。

長野県に移住すれば、健康的な食事と美味しいお酒を楽しむことができますよ!

ワイン

08. 善光寺、松本城、諏訪大社が醸し出す信州の歴史!

長野県はその昔、「信州(しんしゅう)」もしくは「信濃(しなの)」と呼ばれていました。

その名残が今でも残っており、長野県の国立大学は「信州大学」という名前が付いています。

そして、長野県民ならば誰でも歌える県歌は、「信濃の国」

信州の歴史は古く、国宝に指定された天守閣を持つ松本城や全国の善光寺の総本山である善光寺、御柱祭で有名な諏訪大社などがあり、今では観光客に人気のパワースポットです。

毎日神社をお参りして休日には伝統的なお祭りに参加する、長野県に移住すれば日本ならではの暮らしが過ごせます。

諏訪大社

09. 長野市、松本市、上田市は意外と都会!

「便利な都会の暮らしに慣れてしまった人にとって、田舎暮らしは無理……」とお考えの方も多いと思いますが、実は長野県は意外と都会なんですよ!

例えば、主要市町村の人口を見てみると長野市は37万人、松本市は24万人、上田市は15万人。

長野駅

主要な市には電車やバス、新幹線も通っており、生活する分には何も問題はありません。

しかも長野県は東京と名古屋の間にあり、ほぼ日本の中心に位置しているので、交通の便も良好。

10. 先輩移住者が多いので安心!

これだけの理由があれば、移住者が増えない訳がない。

NPOふるさと回帰支援センターが毎年発表している「田舎暮らし希望地域ランキング」によると、移住先としての長野県の人気は高く2014年は山梨県に次ぐ第二位、2011~2013年はなんと長野県がナンバーワン!

例えば、『キュレーションの時代』『ネットがあれば履歴書はいらない』などの著作で知られる作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんは軽井沢町に拠点を構え、多拠点生活を始めています。

一般社団法人信州若者会議さんが運営する「鮭活」という就職斡旋サービスも盛んで、毎年東京で「信州若者1000人会議」というイベントも開催しており、実に面白い取り組みです。

また、東京の銀座には「しあわせ信州シェアスペース・銀座NAGANO」というアンテナショップがあり、東京に居ながら長野県の特産品や市町村の情報を得ることができます。

信州若者1000人会議

さて、長野県に移住すべき10の理由を読み、あなたは長野県に移住したくなりましたか?

もしそうならばその心の灯が消えてしまう前に、この先を読み進めて下さい。

ここからは、長野県に移住するための具体策「地方でIターン仲間を見つける3つの秘訣」をお教えします。

01.  コワーキングスペースへ通い、ローカルな情報を得る!

「意外と長野県も面白そうじゃん、もっとローカルな情報を知りたいな」と感じた方には、まずはぜひ長野県に遊びに来て頂き、各地にあるコワーキングスペースに立ち寄って頂きたいです。

「長野県は田舎だからコワーキングスペースなんてない」と思っていませんか?

実はたくさんあるんです!

長野市のCREEKS COWORKING、松本市のSocial Hub Space knower(s)、上田市のHanaLab.、伊那市のSOCIAL COWORKING DENがコワーキングスペースを営業しています。

旅行のついでに長野県各地のコワーキングスペースへ立ち寄れば、イベントや求人などローカルな情報を手に入れることができますし、地方で働くクリエイターやU・Iターン者とも知り合えるかもしれません。

移住への第一歩として、コワーキングスペースを利用してみましょう!

Coworking DEN

02. ゲストハウスへ泊まり、プチ移住体験をする!

「長野県に移住してみようかなぁ。でも、まだまだ長野県のことを知らないから不安だな~」と思っている方におすすめしたいのが、長野県のゲストハウスへ宿泊すること。

ゲストハウスとはドミトリーと呼ばれる相部屋がある安宿のことで、最近では地域のコミュニティの中心になっている宿もあります。

長野県内にも長野市の1166バックパッカーズ、信濃町のゲストハウスLAMP、松本市のカンデラゲストハウス、伊那市の赤石商店など20軒以上のゲストハウス形式の宿があり、旅行者と交流するだけでなく地元の人たちとも接するチャンスがあるのがゲストハウスの魅力です。

例えば、諏訪市のマスヤゲストハウスでは、「まちの教室」というイベントも開催されています。

移住する前にまずはゲストハウスを拠点にしながらその町の住民たちと交流して、「プチ移住体験」を積まれてはいかがでしょうか。

マスヤゲストハウス

03. 地域おこし協力隊になり、移住の準備をする!

「絶対に長野県に移住するぞ!でも、仕事はどうしよう……」と悩んでいる方におすすめなのが、「地域おこし協力隊」という制度。

地域おこし協力隊とは、移住することを前提に田舎で3年程度住んで働く制度で、「青年海外協力隊の日本の田舎バージョン」と考えて頂くとわかりやすいと思います。

長野県は隊員数が全国で二番目に多い地域で、長野市、須坂市、伊那市、下伊那郡豊丘村、泰阜村、天龍村などで受け入れ実績があります。

お給料を頂きながら市役所などで働くことが多いので、仲間もたくさん作れますし移住の準備もできます。

本気で長野県に移住したい人は、地域おこし協力隊の求人をチェックしましょう!

まとめ

今回は「長野県に移住すべき10の理由」と「地方でIターン仲間を見つける3つの秘訣」をご紹介しました。

世界の中でもNAGANOは移住先として魅力的な地域です。

ぜひ、長野県への移住を検討してみてください!


Editors' Voice

たっぷり私見が入っている長野LOVEな記事でございます。

みんな一回遊びにきてね〜

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。