変わりゆく情景を楽しめる”アリ目線”オフィス

HOUSEOFFICE

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アリ目線の低層オフィス

スペイン・マドリッドの建築会社、Selgas Canoは森の中に半分沈んだ”アリ目線”のオフィスをデザイン・建築し、スタッフのオフィスとしました。

美しい流線型のオフィスは、長い窓が天井まで延びチューブのような形状をしており、スタッフたちは周りの景色を少し変わった視線で見ることができます。

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ガラス壁は、周りを取り囲む素晴らしい景色と自然の光を取り込み、窓とスカイライト、両方の働きをしているので、リラックスして仕事ができるでしょうね。

窓の高さは、スタッフのデスクと森の地面と並んでいるので、効果は「日中の照明が必要がない」ほど自然の光を取り込んでいます。

自然光が照明とはなんとも贅沢。

変わりゆく情景をガラス壁を通して見ることが可能

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目の前には、落ち葉が広がり、動物たちが通りすぎ、森の景色は一日を通して様々に変化し形作られていくので、木の枝や移り変わりゆく空を、広い曲線状のガラスの壁を通して見ることができます。

このオフィスは、半分地中に沈んでいるので素晴らしい断熱効果があり、マドリッドの暑い夏の間、ほんの少しのエアコンで自然に涼しく保つことができます。

屈強なレンガの壁の階段がオフィスへとつながり、球状のランタンとデスクライトは、夜になると点灯されます。

この革新的で自然により近づいて作られたオフィスは、心地よさと、インスピレーションとの両方を自然から得られるユニークな建物です。

自然光を取り入れ、断熱効果を活かした高熱費の削減とともに、自然の恩恵をうけながら環境に優しいオフィスはこれからの時代に対応した形かもしれませんね。

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via: inhabitat


Editors' Voice

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。