茶室から発想!様々なシーンで活躍するコンパクトな家とは?

HOUSEOFFICESMALL HOUSE

ハコを様々な用途で使用できる

ロンドンに拠点を置く研究者やデザイナーとミュンヘン工科大学のチームは、学生、ビジネスマン、スポーツやレジャーでの週末利用者など、宿泊施設の短期利用の需要増加に対する答えとして、M-CH(マイクロコンパクトホーム)を開発しました。

マイクロコンパクトホームは、1〜2人のための高品質でコンパクトな家です。

わずか2.66メートルの立方体はいろんなシチュエーションに対応できます。

ベッドスペース、ワーキング/ダイニング、シャワーブースなど、日常の使用に十分対応できます。

main inner1 inner2 kichenPhoto:microcompacthome

航空機、ヨット、車など、様々な分野の技術と、マイクロアパートとして高品質でコンパクトな「生活のスペース」としての技術が組み合わされています。

日本の伝統的な茶室に見られる、「用途を絞り込みミニマルを追求する」というアイデアが活かされています。

それはコストを抑えるためのコンパクトではなく、各部の質感も含めてじつに贅沢な空間です。

木材フレーム構造でポリエステル粉体塗装アルミ外装、断熱はポリウレタンフォーム、ペアガラスとアルミサッシ、ダブルロックの玄関ドアなどなど、一般的な住宅と同等の仕様です。

2つのコンパクトなダブルベッド、寝具や清掃機器の収納スペース。65×105センチのスライディングテーブル。

リビング/ダイニングスペースにフラットスクリーンテレビ。

シャワー&トイレブース。

キッチンには、2口のIHコンロ、電子レンジ、冷蔵庫・冷凍庫のユニットが完備され、3分別ゴミ箱、収納棚、スライド式のカトラリーBOXは2段の作業台になります。

エアコン、給湯機器、火災警報に煙探知器、床下ダクト温風暖房。

ビジネスシーンにも活躍

その四角い外観は、スポンサーのロゴや展示会・ビジネス用途にも最適!

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Photo:microcompacthome

日本のプレハブ技術を活かし、内部部品の製造はほぼ自動化されていて、納期は約3ヶ月。

トラックでの輸送には木材フレームを使用しますが、ヘリコプターで運搬する場合は、アルミニウムフレームが使用されているそうです。

hericopterPhoto:microcompacthome

不思議なことに、この無機質な箱は森の中にあっても違和感がありません。

森や草原で週末を過ごすための拠点に最適でしょう。

自宅に庭があるのなら、書斎やプライベートオフィスにも最適です。

ビルの屋上やエントランスの空きスペースなどを活用して、レンタルルームにも良いでしょう。

田舎に土地を購入して、別荘にしてしまうのもありそうです。

使い道を考え出したらわくわくしてきますね。

あなたならどう使いますか?

Source:microcompacthome


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佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。