雨の日だって快適!屋根付き電動自転車“Ginzvelo”の未来性

PRODUCTTECH

最高速度32キロ、フル充電で120−160キロ走行可能

一般的にベロモービルは、重量があり、上り坂が天敵。

“Ginzvelo”も例外ではなく重量が39キロもあります。(それでも軽いほうだとか)

そのため、48Vバッテリー、20-Ahのリチウムポリマー電池式500Wのブラレスハブモーターでペダリングをアシストし坂を上ることを可能にしました。

スロットルでモーター走行だと最高速度32/h1回の充電で120160km走行可能です。

車両が空気力学的で効率的なので、平均的なサイクリストの乗車で速度48/hのスピードが出せるとしています。

日本の道路交通法では「電動アシスト自転車」とは異なり、モーター駆動のみで走行するペダル付電動2輪車は「原動機付自転車」となります。

安全のため前後方にLEDライトによるブレーキランプやウィンカーを装備して、車高が低くても他者から確認されやすいように配慮しています。

ホイール開口部とボディー後方にベンチレーションを確保し、内部がくもるという短所を克服しています。

基本的に動力は人力で(一部モーターを利用)ガソリンは必要ないので、ガソリンによる排気ガスでの環境汚染もありません。

普通の自転車より快適で早く移動できるので、通勤手段としてもレジャーとしても幅広く、活躍できるのではないでしょうか。

雨の日はワイパーが欲しいかも。

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開発者は子供の頃から新しい自転車を模索

開発者のピーター・ギンツブルグさんは、子供のころ、新しいタイプのモビリティを作りたいと思っていたそうです。

それを体現したのが“Ginzvelo”というわけですね。

試作品がすでに完成済み。

開発者のGinzburg氏は、米クラウドファンディング・サイト『Kickstarter』で、生産資金を募るキャンペーンを展開し、目標額はすでにクリアしているといいます。

発売時の価格は6,900ドル(約85万円)を予定。

ベロモービルは、その昔フランスで作られたのが最初だといいますが、もちろん鋼鉄のパイプのフレーム、木製の車体で今のデザインとは全く違うものでした。

色々な改良を重ね現在は、外観、性能ともに、高いレベルまで到達しています。

とても高額なためベロモービルを手に入れるのは困難で、一部の人は、購入資金を賄うためにベロモービルそのものを広告スペースとして売り出すこともあるのです。

結構いい収入になるとか。

日本でも日常的に見ることができるようになる日がくるのでしょうか。楽しみです。

via:ginzvelo-velomobile


Editors' Voice

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。