pic:inhabitat
スマホによるコントロールが可能なスモールハウス
エコフレンドリーホームの新世代デザインが、ヨーロッパの小さな国“ルーマニア”から発表されました。
現在、この“Soleta ZeroEnergy One”は、ルーマニア・ブタペストのアメリカ領事館の外に展示されています。
このタイニーハウスは、Justin Capra Foundation for Invention and Sustainable Technologies(FITS)によってプロトタイプ(試作品)がデザインされました。
この素晴らしい家は、クリーンエネルギーによって動いており、室温と換気の管理・監視システム(KNX)は、iPhone等のスマートフォンでコントロールすることができます。
IoT(モノのインターネット)も普及してきており、これからはハードにソフトの部分が加わり、オフラインのものが拡張していく時代になるのでしょうか?
家の劣化等もアプリを通じてお知らせしてくれたら便利ですよね。
このスモールハウスは、多目的に使うことができるデザインになっているので、タイニーハウス、オフィス、バケーションホームなどとして使用することが可能。
用途を住居だけに制限しないのは変化する時代にとって必要かもしれません。
資材は地元の自然素材
また、すべて地元の資源の自然素材を使って建てられており、ラミネート木材、屋根の板を含むすべてが、環境破壊されない木材を使用しています。
ソリッドウォールを使用する変わりに、FITSは断熱ガラスを使いました。
自然光をたくさん取り込み、換気をよくするためだけではなく、自然とインテリアの独特なハーモニーを創り出す効果があります。
閉塞感のないコンパクトデザイン
たったの、48スクエアーメートル。(9sqmのロフトと、22sqmのテラスは含まれていません)
ですが、とてもよく計算されたデザインなので、閉塞感がなく、高級感さえ漂っています。
最大の特徴は再生エネルギーによる削減効果
この家の最大の特徴は、「再生可能エネルギーを利用することができ、必要最低限のエネルギーしか使わないシステムにより、45%の削減することが可能」な事。
フロアヒーティングは、後から追加する他のヒーティングシステムと繋ぐことができるようになっています。
スマホで使用電気量も可視化し管理できるようになれば、さらに節約に期待ができますね!
デザイン、機能性、環境配慮を考えて作られた“Soleta ZeroEnergy One”は、今もっとも優れた家ではないでしょうか?
早く実際に発売になるといいですね。
via: inhabitat
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。