Photos by Homeli
絶景スポットに40年前に建てられたガラスドーム
セレブからも人気が高い、アメリカのカリファルニアにあるビッグ・サーと呼ばれる絶景スポット。
その断崖の太平洋を一望できるこの場所に、Mickey Muennigさんがガラスドーム小屋を建てたのはなんと今から40年前の1975年。
エコ建築のパイオニアでもあるMickeyさんは、メインの家の建てている間の「仮住まい」としてこちらを建てたのですが、結局そのまま18年も住んでしまったというのです。
居心地のいい場所にはそれだけ依存するもの。
太陽光が降り注ぐ、サスティナブル(持続可能)デザイン
直径約5mの円錐形の家は自然の石で作った壁で囲まれ、まるでアメリカ先住民の住居のような形のガラスの屋根は、太陽熱による持続可能な家の開発のために作られたそう。
実際に、このガラス窓から降りそぐ太陽光で、この小さな小屋は十分暖まるんだそうです。
また、冬の時期は暖炉によって部屋を暖めすぎた場合、天井を開けて空気の入れ換えもできるという優れもの。
ベッドは暖かい空気が上に上がるという性質を利用して、天井近くに設置されているのです。
原始的で古風な装いと、サスティナブルなデザインを組み合わせた70年代の最先端を行くガラスドームは、今もカリフォルニアの太陽の下で海を眺めています。
華美な装飾を抑え、自然の移ろいを「装飾」と捉え、共に生活することは私たちにとってかけがえのないもの。
Source by Homeli
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。