「スクールバス」→「移動できる家」に
アメリカでは誰もが子どもの頃通学に使っていたイエローバス。
当時これが快適な「家」になるなんて誰が想像できただろう。
それを実現してしまった夫婦がいた。
完成まで数年を要し、入念に作り込まれたこのバスハウス、もちろんセルフビルドである。
しかし、一歩中へ入ると、これがバスだなんて信じられない完成度の高さだ。
週末は海辺でパーティ♪
長さ約11メートルのこの家は、スモールハウスとして十分な広さを持つ。
製作者で主人のトンプソン夫妻は、天井や外壁の板には古い家で使われていたものを使用するなど、素材はなるべく再生利用されたものを用いた。
その他内装に必要なものもフリーマーケットやガレージセールなどで集め、コストを下げることに成功。
例えばこちらの棚、フリーマーケットで売られていた箱を組み合わせて作られたアイデア収納だ。
またベッド周りにも小さな引き出しをたくさん作り、隠れ収納の工夫が満載である。
また、冷蔵庫はなんと1959年のもの。
こんなビンテージ家具を見つけられるのもコストダウン目的で巡ってきたフリマならではの楽しさだ。
しかし、驚きなのはその家としての完成度の高さだけでない。
なんとこのバス、まだ走れるのだ!
週末には素敵にデコレートされたかわいらしいバスを近くの海辺まで走らせ、友人や家族を呼んでパーティを楽しんだりしているという。
夫婦のプランは、このバスを停められる最高のロケーションを見つけて、そこに家として駐車することだそう。
二人の夢を乗せたバスは、生まれ変わった姿で人々を魅了しながら街から街へと走り続けている。
source : Tiny House For Us
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。