湖周辺の新しい地域開発
カナダのベネット湖のほとりに位置する場所に地域開発のためのプロジェクトとして用意されたという住居区域。
ここには自然と調和したコテージが建てられると同時に、周囲の植生と景観を守るというコンセプトのもと開発されている地域です。
それだけではなく「ここに住む”人”にまでコンセプトがあり、アウトドア好きが集まる住居区域」といった同じ趣味を持つ人達が集まる区域として開発されているとのこと。
アウトドア好きの集団をつくる
様々なアウトドアの趣味を持つ人達が住みやすい住居となるように、コテージには各種アウトドアのギアを収めるスペースと薪の保管のためのスペース、そしてコテージの中間で浸透する自然光といった具合に、景観と住む人にも調和したコテージとなっています。
住居地域のコンセプトを持った地域開発は多く目にしますが、そこに住む人達までもコンセプト含めるというアイデアはとても素敵ですね。
同じような趣味を持つ人達同士のコミュニティーも出来上がり、また自然を愛するアウトドア好きの住居区なら周囲の植生も守られるような気がします。
自分の好きな家に住むというだけではなく、このようなコンセプトのもと同じような考えを持つ人達の集まる地域に住めば、さらに自分の趣味も色濃く広がり楽しい生活が送れそうですね。
Via:designboom
Editors’ Voice 佐藤駿
地域開発を行う際には「建物ありき」ではなく「コミュニティありき」で考えることがこれからの地域形成の形かもしれません。
地域は人によって支えられており、人材の活力によって成り立っています。
特色のある地域を作るためには、起爆剤となるしかけのベースがあって偶発的に物事が起きたりします。
「アウトドア好きのための地域」というタグがつくことで、イベント、ビジネスなど様々なコトが増えることにより、そのエネルギーが停滞した地域の底上げをする場合もあると思う。
そんな面白い地域が増えるきっかけとなるような記事を作っていきたいと思います。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。