【人間工学を採用】「たった数日で組み立てる」事ができるマイクロホーム

HOUSESMALL HOUSE

prefabricated-homesphoto:Goods Home Design

人間工学を用いた、たった数日で組み立てる 家

カナダの会社、NOMAD Micro Home は「たったの数日で組み立てることのでき、人間工学を使用したプレハブの家」を作っています。

このモジュラーハウスは、熱放熱を最小限にし、ソーラーパネル ヒーティングシステムや雨水タンクを使用することができます。

こういった技術の発展により、経済的にも環境にも優しい家を作ることができるようになりました。

prefabricated-homes-plan prefabricated-homes-1 prefabricated-homes-2 prefabricated-homes-3 prefabricated-homes-4photo:Goods Home Design

たった3m四方の家

このスタンダード モデルは、リビングルーム・キッチン・バスルーム、2階部分にベッドルームが備え付けられ、横幅がたったの3メートルしかありません。

たった9㎡の敷地に建つこの小さなスペースを最大限に使うため、2階へ行く階段は、キッチンの真上に設置されています。

三角形の階段のステップがバランスよく計算して付けられているため、おしゃれなディスプレイ シェルフのようにも見え、壁一面に大きな窓が使用されているため採光もよくとても明るいイメージ!

リビングスペースは、ソファーの前のテレビを見ながらくつろぐ為の十分のスペースがあり、大きな窓は光を取り入れるためだけではなく、スペースを広く見せてくれる効果もあります。

写真をみる限り、そんなに感じませんがこのサイズ表記を見ると驚きです。

本当に3m 四方の家なんです!

ミニマムを通り越して、マイクロホームです。

このバスルームは、幅約75cm。

prefabricated-homes-7 prefabricated-homes-8photo:Goods Home Design

トイレスペースだけではなく、さらにシャワーが付いています。

ミニマムハウスでは、このようなバスルームが時々ありますが、日本人の私たちにとっては、バスタブが欲しい、というのは贅沢なのでしょうか?

災害避難用シェルターとしても期待

このプロジェクトの開発者は、モジュラーハウスを都会でも田舎にも対応でき、ファミリーホームとしてだけではなく、自然災害にあった地域のシェルターとしても利用可能だと言っています。

ミニマムハウスとしてこの家を建てることにより、建築費用が大幅に削減されるという利点だけではなく、自然エネルギーを利用できるシステム、さらに数日で完成するというこの家の最大のメリットを活かし、災害に遭われた方のシェルターとしての機能を果たしてくれる未来に期待したい家ですね。

via:Goods Home Design

Editors’ Voice 佐藤駿

「たった数日で建築可能」というだけで家という用途が拡張する好例。

テントのプレミアム版と捉える方がいいのかな。

3Dプリンターがより普及することで「印刷して住める家」のようなものがこれからきっとでてくるのでしょう。そしたら、運搬も必要なくなるので更にコストは下がるでしょうね。

建築基準法など、現状の規制には全くそぐわない家ですが、こういった小さなうねりからあるべき形が変わっていく。

Editors' Voice

佐藤 駿
佐藤 駿
佐藤 駿    Facebook  Twitter

デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。