あなたには、アナザー拠点があるか?
「アナザー拠点」- もうひとつの居場所-というと、もしかしたら、秘密基地とか隠れ家、別荘のようなものを想像するかもしれない。
けれど、この本の中での捉え方は、ちょっと違う。
例えば、あなたがよく旅する場所があるとしよう。
通ううちに、地元の人と交流したり、馴染みのお店も増えてくる。
いつしか、現地のビジネスやイベントにも関わるようになった。
もう移り住んでもいいとさえ思っている。
そう、それがあなたにとってのアナザー拠点なのだ。
東日本大震災後、災害に弱い生活基盤を補強するという意味で、複数の拠点を持つことは、多くの人の頭の中に去来している思考だ。
現状を変えた位、世界をもっと広げたい、そんな動機の人もいるだろう。
もっとシンプルに、面白いことがやりたい、そんな感覚で新たに拠点をつくってみてもいい。
あなたがめざすもう一つのフィールドには、これまでにない体験が待っているはずだ。
この本には、10人の実践者からもらったヒントを収録してある。
これらのヒントを頭のかたすみにおいて、まずはちょっと気になる場所へ出かけてみよう。
アナザー拠点に広がる新しい風景を楽しむために。
via:アナザー拠点
THINK FUTURE編集長 佐藤 駿からのメッセージ
今回、ご縁をいただきまして「アナザー拠点」の実践者として掲載いただくことになりました。
構成・編集の名嘉山直哉さんありがとうございました!
僕の概念的な話を綺麗にまとめていただいたり、タイトルである「アナザー拠点」というネーミングもさすがだな〜と思ったものです。
今までの「移住」という言葉には、
・東京生活に疲れて田舎に帰っていく
・リタイヤ後にのんびりと過ごしたい
など、ネガティブな側面があったり、 仕事現役を終えた後に実行するものという価値観が強かったと思います。
奇しくも、この本が発売されるのとほぼ同時期に熊本で大震災が起きてしまいました。
熊本地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様
皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
僕は今回の熊本地震が起きた日に、ちょうど福岡におり、間接的ではありますが地震を体験しました。
この本に載っている実践者の皆さんは、東日本大震災による不可抗力的な圧力により、自分の人生はこれでいいものか?と考え、行動した人が多いようです。
災害大国である日本において、数年に一度はこのような自体が起きることを前提に考えてみると、拠点をいくつも持ち、身軽になることも一つの選択肢ではないでしょうか。
九州地方の1日でも早い復興を願っておりできることをやっていきますが、THINK FUTUREとしても、普段からより貢献できるポイントがあるのではないかと思っています。
この本にも、これから生きていく上でヒントになるであろう言葉がちりばめられていますので、どこか琴線に触れたら是非読んでいただければ僕も嬉しいです。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。