南の島でリモートワークは可能か?LIGのどこでもオフィスに参加して感じたメリット・デメリット
FEATURE南の島に暮らしながら都会の仕事をリモートワークできるのか?
こんにちは、ライターの宮﨑(@JIBURl)です。
私はコンサルタント、ライター、カメラマンとしてフリーランスで活動しています。
甑島に滞在中はボートツアーに参加したり、カモメにエサをあげたり、合宿参加者の皆さんと交流したり、刺激的な時間を過ごすことができました。
おかげで私のライター業やコンサル業に生かせるアイデアが浮かんできて、実りある合宿になりました。
具体的なリモートワーク内容は、ここで感じたことをブログ記事にしたり、スカイプやチャットワークを使って遠隔業務を行っていました。
私のようにインターネットさえあれば仕事が成り立つ職業の方は、離島でもリモートワークが可能でしょう、ネットって偉大ですね。
例えば、初めて食べた甑島名産のキビナゴの美味しさは、今までキビナゴと出逢わなかった27年間の人生を後悔するほどの衝撃でした。
都会に住んでいてはなかなか食べられないような、採れたて新鮮な海の幸が堪能できます。
仕事だけが人生じゃないですよね? 仕事終わりの楽しみは、甑島産の本格焼酎。
酒の肴は、島人と旅行者との交流です。
甑島合宿でもLIGの皆さんや参加者の方々と楽しい時間を過ごしました。
売店でお土産物選びに夢中になったり、
カモメのエサやりが楽しすぎて子供のように大騒ぎしたり、
野良猫が可愛すぎて追っかけ回したり(なぜ、離島の野良猫は100倍かわいく見えるのか?)、
そんなことしてたら、仕事が全然捗りませんでした!!
南の島は楽しいことがたくさんあるので、自分を律することができないと仕事との両立が難しいですね(笑)
特に会社からの縛りがないフリーランスの方は要注意です。
田舎のような閉鎖的なコミュニティでは、外部の人と内部の人を繋ぐパイプ役が必要です。
甑島には山下商店を営む山下ご夫妻がいて、他所から来た人と島の住民を橋渡しをしてくれています。
その取り組みについては、もう少しあとで説明しますね。
南の島や地方都市でリモートワークをするときには、まずはパイプ役を探して地元住民と早く仲良くなりましょう。
ちなみに鹿児島では「おやっとさぁ(おつかれさま)」と言うとすぐに打ち解けられる、とか。
ただし、問題は交通手段。
島内の移動は滅多に来ないバスのみなので、車がないと数時間もバスを待つ必要があります。
私たちも時刻表を見間違えて困ったことに……
あぁ、南の島にもリモートワークができるオフィスがもっと手軽に作れたらいいのになぁ~。
03. 結論。南の島でもリモートワークできるけどまだ不便!
南の島でもリモートワークは可能でしたが、ぶっちゃけまだ不便なことも多いと感じました。
どうしても南の島に住みたいならアリだけど、そうでなければ嫌になってしまうかも。
私個人の感想としては閉鎖的なコミュニティが嫌いなので、パイプ役になってくれるような若い人がいることは心強いと感じました。
しかし、オフィスに使える場所が限られていて、バスか車で移動する必要があるのが不便に感じました。
正直にいうと今の段階では南の島に永住するのではなく、短期滞在が現実的な気がします。
「海が好き、島暮らしが好き、東京が大嫌い!」という人には適していると思いますが、私はリモートワークできる環境がもっと整ってほしいと思いました。
このような状況は甑島に限ったことではなく、全国の離島や地方都市で共通する問題だと思います。
様々な拠点で活動すると、土地土地のスタンダードに触れることができ、自分の引き出しがどんどん増えていきます。
あるポイントで、「今までの価値観はなんだったんだろう?」と気付くようになり、問いが生まれます。
現実と理想との兼ね合いを見て、時間をかけて理想のスタイルに持っていくことに投資すると満足度の高いライフスタイルを送れることと思う。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。