【住む】less is more(より少ないことは、より豊かなこと)を目指す10の理由
FEATURELess is more(より少ないことは、より豊かな事)とは?
THINK FUTUREを始めるきっかけにもなったこの言葉。
ドイツの建築家、ミースファンデルローエの唱えた秀逸で「今」を捉えた言葉のように思います。
1:華美な装飾への違和感
現在の日本は、「モノ」や「情報」で溢れかえっています。
「家」のデザインをとって見ても、かつての豪華な「見た目だけの装飾」は今やかっこ悪く見え、「引き算のデザイン」をうまく取り入れる事のほうが重要度を増していると思います。
2:自分色に染めていく選択型の時代
私たちの身の回りをみると、どんどんシンプルになっているのに気がつきませんか?
建物自体はシンプルにし、居住者が付け足していくファブリックや家具で一つの空間を構成されていくほうが満足度が高くなる傾向が見えます。
iPhoneをとって見ても、マニュアルもなく、キーボード等の余計なものがありません。
今までの家電といえば、分厚い説明書や、使われない多くの機能が搭載されていました。
リモコンに「これでもか」と機能がありましたが、全部使った事ありますか?
家とiPhoneの例をみると、共通しているのは「自分好みにカスタムしていく」という「選択」です。
作られたパッケージだけでなく「選択」していく時代になったといえるでしょう。
住環境の変化
3:スモールハウスは選択肢を増やす一つの判断
THINK FUTUREでも肝となるコンテンツである「スモールハウス」。
スモールハウスは人生の選択肢を増やすツールの一つと言えます。
日本の人口減少は確実で、「ハコ(家)」の価値が下がっていき、さらに自然災害の多い日本において、35年ローンを組んで立派な家を建てることはリスクを抱えることでもあります。
とはいえ、「家」は生活する中で「プラットフォーム」とも言える大切な場所であることは間違いありません。
ここではどういった捉え方をするか?
私たちの考える「住」のあり方の考えとしては以下です。
4:実家や住む場所がある人は、「すでにあるありがたさ」を感じ最大限活用する
親や提供してくれる人が今まで守ってきてくれたからこそ豊かに暮らせるので感謝して使う。
恩恵によって浮いたお金等は、「場」が豊かになるよう還元する。
5:新築を建てる場合は、「付け足していく事が可能なフレキシブルな家」にする
スモールハウスがいい例なのですが、例えばこの記事:約470万円で建築可能!安価コンテナハウスの未来では輸送コンテナで、なんと470万円程度で作られています。
工夫次第で、ちょっといい新車を買う感覚で家を建てることができます。
6:返済期間が短い事によるメリット
短期で返済が可能な額で作り、返済が終わったらやってみたいことに「トライする時間もできる」ようになり精神の安定も増え、挑戦する環境ができることは日本社会にとって非常にいいこと。
7:家族構成の変化に対応
価格も安く導入しやすいのですが、価格だけではないメリットがあるのは、家族構成が変わった場合(子供が増えた、両親と同居することになった等)に対応しやすいという点があります。(もちろん土地の形状や制限もあることは承知しています)
8:移動できる柔軟性
また、自然災害や想定外の出来事があった場合に「移動できる」という判断もできます。
9:「家は動かないもの」という認識の捉え方
「不動産」を「可動産」として捉えることにヒントがある。
また、コンテナは再利用できるしまた、鉄は売れるので手放す事も容易だ。
10:周りの言葉よりも「自分の軸」となる思考
ひと昔までは、「一軒家を立てて一人前」のような価値観がありましたが、すでに時代はアップデートされています。
敷かれたレールの上を走るだけでは、すでに時代が変わったことから適合できないことが多くなっていると感じており「何が普通か?」わかりません。
自分の好きな人や尊敬する人の思考を真似てもいいと思います。
なぜならば、その真似事を自分なりにカスタマイズして「自分の軸」を形成していくことができるからです。
自分なりの普通を徐々に作っていこう!
あなたにとってのハッピーな形を決める
THINK FUTUREのコンセプトの一部にも書いているが、ハッピーの形は人それぞれ。
未来とは何だろう?
それはあなたや僕の生き方だろうと思う。
未来の社会はもっと自然を大切にしていてほしい、そう願うあなたは明日からミニマムライフを実践するかもしれない。
やっぱり食が基本だと気づいた人は、いつか畑を耕していても不思議じゃない。
いろいろな人たちが選択する生き方の集積が、未来の社会を形作る。
「未来をともに考えていこう」それがTHINK FUTUREのテーマ。
コンセプトはこちら
ハッピーの形をまず絞り込むことでやることが明確になってくる。
都市部で生きるのもよし、地方で生きるのもよし、多拠点生活もよし。
住の形は様々だ。
まずは、どのスタイルに心踊るかを決めて一歩踏み出そう。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。