2.家づくりにかかる費用は何があるか把握
建物と土地だけでしょ?と思っていたら後でびっくりするので少しでも知識をつけておきましょう。
ここでは家づくりの流れととともに発生する必要な費用を見ていきましょう。
①造成工事:家を建てるために土地を整備する工事
高低差がある土地や傾斜地などでは費用が増大する可能性があります。
土地だけを見て買うのではなく、上物がどう作られるか?まで考えて購入検討した方がいいのですが、通常わからない方の方が多いですよね。。
建築従事者や、周りに建築経験のある人に相談するのもいいでしょう。
②地盤補強工事:地面の下が軟弱な場合に補強する工事
頑丈で補強の必要のないこともありますが、軟弱で数百万かかることもありまちまちです。
過去に地盤が軟弱で杭工事を行うことになり、思ってもみない金額がかかってしまう事例もありました。
購入検討している地域の名称にも気をつけるべきです。
「水」「沼」などがつく地域は過去にそこが水場だったことを示し、地盤が緩い傾向があります。
購入前にはしっかりと地盤調査もしましょう。
屋外給排水工事:上下水の配管工事(建物の外)
道路から敷地内への引き込み工事も含みます。
道路と敷地が離れていると思ったよりもお金がかかったりするので注意です。
屋内給排水工事:同上(建物の中)
建物形状や間取りによって費用も変動します。
申請費用:建築確認申請の手続き費用。
土地状況や建物の内容によって変動しますが、
住宅性能評価センターさんにわかりやすく書かれておりますので一度チェック!
仮設費用:現場の囲い、建物の足場など。
建物本体工事:家本体の工事代金。
大きさや形状、素材などの違いで変動します。
家を安くするには、施工のしやすさは重要です。
難しい形状は、時間がかかり職人さんたちの工賃が掛かってしまいます。
理想の家と現実をうまく照らし合わせ、設計担当の方としっかりと話し合いましょう!
照明工事:照明配線工事・照明器具
器具やスイッチコンセントの数によって変動します。
カーテン工事:カーテン及びカーテンレール工事
リビングはオーダー品、子供部屋は既製品、というのも一考の余地があります。
外構工事:家の周りの施工(庭・駐車場)
目隠し目的のフェンスなどはコストアップ要素の一つ。
できればオープンなプランを。
外構はDIYでもいける箇所が多いので、自分で出来ない部分以外はDIYで!
登記費用:法務局への届け出
司法書士の報酬込となると30万円~
3.建築経験のある人の意見を聞く
会社の先輩や同僚、友人など、マイホームを実現の経験者からの意見も聞いてみましょう。
大切な情報源となるはずです。
実際に建てた人の話は本当に参考になります。
夫婦で家を検討するのなら、夫婦どちらの両親にも報告しておきましょう。
余計なトラブルやもめ事になるのを防ぐばかりでなく、もしかしたら援助の申し出があるかもしれません。
4.どんな家に住みたいか下調べを念入りに
間取りやデザインだけでなく工法や建材など、こだわりがあれば把握しておいてください。
雑誌やWEBなどで資料を集め、「これ好き」「これ嫌い」など議論をしながらイメージをつかんでおきましょう。
マイホーム実現のためのパートナー見つけるには、労力がかかります。
信頼できる設計・施工業者を探すことは大切なことです。
納得するまで質問しましょう。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。