《書籍》「パーマカルチャー事始め」臼井健二氏著書がリリース

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パーマカルチャーとは?

以前、臼井さんに取材させていただいた時に概要をご説明いただきましたが、今回はよりディープにパーマカルチャーという概念をみることができる書籍が出版されております。

詳しくはこちら:【未来に伝えたい】古くて新しいサスティナブルライフ!臼井健二氏

「自分たちにとって本当に心地良い暮らし方がないのか?」と考えた結果が「パーマカルチャー」という考え方。

パーマカルチャー:エコロジカルデザイン・環境デザイン分野の用語であり、自然のエコシステムを参考にし、持続可能な建築や自己維持型の農業システムを取り入れ、社会や暮らしを変化させる総合的なデザイン科学概念 via:wikipedia

持続可能な農的暮らしのデザインとして1970年代に体系づけられました。

様々なインプット、アウトプットが分断されず、サイクルとして循環する暮らしにみんなでシフトしていこう!という考え方がパーマカルチャーの一つの考え方です。

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個々人の自立と全体の調和を考えた新しい地域社会のありかたに対する実践と言えます。

が、日本においては戦後の高度経済成長の過程で失われつつある資源循環型の生活や地域経済の見直し、そしてそれらを再生、修復させることと言えるかもしれません。

そのためには、伝統文化や知恵を学び、自然界のしくみを観察し、さらに新しい知識を合わせて築き上げていくことが大切です。

パーマカルチャーは自給自足、自立を目指しますが、単なる食糧の自給に留まらず、都市生活においても適用されます。

なぜならパーマカルチャーとは自分の生活、地域、環境全体に関わる生き方・暮らし方でもあるからです。

病院や薬に依存するのではなく自分で健康な身体をつくる(セルフケア)こと、地域・その他のコミュニティーに関わること。

地域通貨(経済)、教育、建築、メディア(伝達)など、私たちの暮らしに密着しています。

循環を考え、自然エネルギーを活用したり、排出・廃棄されるものを再利用して、環境に対して負荷を少なくすること。

太陽や風のエネルギー、雨や水の流れや土など、自然の働きを十分に利用して機能させ、人の労力の流れを考えることで、無駄を省き、心地よい暮らしを実現できます。

都市でも、エネルギーを効率的に利用するための工夫はできるでしょう。

また、じっくり観察して、そのものの価値や役割を見つけることも重要でしょう。

これらを工夫することは愉しくクリエイティブなことです。

パーマカルチャーは、私たちの日々の営みに直接関わります。

シンプルに「心地よい」と感じる暮らしにシフトすること

暮らしの場を…自分を…意識してみることから”はじめの一歩”が始まるのかもしれません。

詳しくはこちら:【未来に伝えたい】古くて新しいサスティナブルライフ!臼井健二氏

 


Editors' Voice

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。