Pic:MY MODERN MET
都市化に潜む影
ベトナムの首都ホーチミン。
現在は都市化が進み、先進国にも負けないくらいのビル群が立ち並ぶ活気あふれる街ですが、以前は緑が多く存在する自然の美しい街でした。
都市化の代償として「失われた緑」。
それはホーチミンだけではなく、その他の都市でも同じように緑が消え、大気汚染の問題に悩まされています。
広大な熱帯雨林を保有しているはずのベトナムのこの状況は、同国民によって改善しようという動きにもなっています。
その一つのプロジェクトとして建設されたのがこちらの建物。
緑化するという意識から
この建物のすべての屋根には厚い土層が施され、樹木が植えられた小さなビル群となっています。
そしてこのビルは一つ一つが住居となっており、植物に供給するための水分がふんだんに蓄えられる構造から、住居内も涼しく快適な空間になっているのだとか。
広大な熱帯雨林とまではいかないですが、小さな一歩でも何かに取り組むということで、多くの人達に緑の大切さ、そして回復の可能性を示し、また美しい緑を取り戻そうという意識が、それを見る人達に芽生えてくるのではないでしょうか?
足す事は簡単でも、戻す事は容易ではない。
Via:MY MODERN MET
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。