巨大なカップケーキのようなYurt(ユルト)
『Yurt』(ユルト)ってあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、モンゴルの遊牧民が使用する伝統的住居の『ゲル』といえば想像できる人も多いのではないでしょうか?
そんな『Yurt』を木製で固定式として立ててしまおうと友達同士で作ったのはアメリカのNick Farrell氏。
森の中で多くの友人たちと集い「創造的なコミュニティを作りたい」という思いからこのYurtを作ることになったそうです。
本来のテントのように布で作られたYurtとは違い、すべてを木材作ったYurtは巨大なカップケーキを森の中に配置したかのようなユニークなデザインとなっています。
直径がちょうど16フィート(約5m)
薪ストーブと友達が円形状に集えるソファー、そして天窓という至ってシンプルな作りは”友達が集う”という最低限の要素を満たしていれば、それだけで十分なのかもしれません。
また、ここに集う友人たちがアイデアを出し合い、外部にウッドデッキスペースを作ったのだとか。
さらには自然の座席となる岩を配置したキャンプファイヤーも友人たちが作ったそうです。
これまた創造的な友人たちが集える場所だったからこそ”体感”から生まれるアイデアで楽しさが倍増していくのかもしれませんね。
そしてまた楽しい友人たちが集まってくる。
なんとも素敵なスパイラルを生み出してくれる『Yurt』です。
Via:treehugger
Editors’ Voice 佐藤駿
ユルトは「人を集める場所」として建てられたかのような存在。
溜まり場として最高の価値を解き放っています。
山で覆われた日本では、間伐材や無駄になってしまう木材が数多くあるので、資材をコミュニティスペースとして活用できれば資源も無駄にならず、かつ、希薄になったコミュニケーションを活性化する起爆剤になるのではないでしょうか。
私のベース長野県も県産材の有効活用として使えないかな。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。