長谷部 敬太さん
インディアナ州立パデュー大学 / 学士号 (2000/8)
インディアナ州立ビンセンス大学で理系準学士号を取得後、カリフォルニア州カリフォルニア大学ロサンゼルス校にても単位を取得し、その後同大学へ編入。
本田技研等、車両関連会社でエンジニアを務め、現在はフリーランス。
なぜキャンピングカー生活を始めたのか?
幼少の頃からもともと欲しかったと語る長谷部さん。
長年にわたって蓄積していた欲求が、大人になって解放された。
昨今の「ミニマリスト」の流れもあり、断捨離を具体的にどうするか?と考えた時にたどり着いた答えがキャンピングカーで生活すること。
家賃、光熱費、車代を含めて考えるとトータルで安くなると考え、思い切って購入を決意した。
インディアナ州立パデュー大学(インディアナ州立ビンセンス大学で理系準学士号を取得後、カリフォルニア州カリフォルニア大学ロサンゼルス校にても単位を取得し、その後同大学へ編入)で生活した経緯もあり、海外のライフスタイルを体験したことで、「日本のライフスタイルだけが当たり前ではない」と感じ、新しい生き方を模索することとなった。
長谷部さんの好きな名言として「宇宙兄弟」に出てくる痛烈な一言で
「迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えてちゃダメ、どっちが楽しいかで決めなさい」
この一言で、人生の選択を決めている。
宇宙兄弟の名言集(また読みたくなった。。)
全ての生活がキャンピングカーなのか?
たまには実家や恋人の家にも行く。
まだキャンピングカー生活を始めて1カ月程度なので、徐々に順応し、移行する予定だ。
これからはキャンプ場をベースキャンプとする予定で、大自然の中で過ごすことを考えている。
寒い時は南の方に、暑い時は北の方に向かう場所を決めずにおもむくままに方角だけ決めて移動するのもいいだろう。
インテリアはこんな感じ。
車とは思えないほどのクオリティ。
困っていることは?
高さが3m程度あるので、駐車場に困るそうで主に都会はやばい。
事前に下調べしたりすることもある。
また、後部座席は走行中に意外に揺れるので、酔っちゃう人が出てきます。
(筆者も原稿書いていたら酔いました。。笑)
また、トイレ、水道、シャワーの排水も手動でやるので手間がかかる。
シャワーはあくまでも補佐的に使うようで普段は公衆浴場に行ったりする。
また洗車も車体が大きいので大変だ。
これらはメリット、デメリットの表裏一体の部分でもある。
この手間を愛おしく感じる人もいるから、こういう選択肢もあるという引き出しを増やすことになると思う。
車両はいくら?
なんと約900万!
高い!
あれ、でも家と車と考えれば安いんではないか?
車だけとして捉えれば、もちろん高い高級車ではある。
長谷部さんは、キャンピングカーで暮らすことで、体験が増えるので体験価値としての対価も感じている。
これからは内装を自分でDIYして満足する空間を作っていくと気合が入っていた。
月々8万円の返済で12年ローンだそう。
ちなみに購入したお店はここ。
普通免許で運転できるようだ。
これがいいと感じるか、感じないかはあなた次第。
お仕事は何をしてるの?
「マレーシアから帰ってきたばかりで無職です!」と元気よく語ってくれた長谷部さん。
あなたは強い、強いよ!
言語能力を使って翻訳の仕事や、必要な時に呼ばれていくようなスポットでの仕事はこなしているそう。
「人に導かれて自分の役割が決まっていく」そう考えているにちがいない。
面白いと感じる方向に向かって全力疾走してください!
こういうと破天荒なお兄ちゃんになっちゃうんですが、しっかりとしたプランも立てているようで、free monkey(お金の必要ない社会の実現を目指すグループ)も行なっていく。
free monkeyの活動では「与える精神」という言葉を語ってくれた。
具体的に言うと、外国の方々が日本へ来た時にキャンピングカーでエスコートする新しい日本的ホスピタリティを体現したり、安く泊めてもらった人には家の掃除をしてお返しするなど、「お金だけではない、持ちうる技術の等価交換」の実現を目指している。
マネタイズはどうするの?と思うのですが、きっと長谷部さんは行動していく中で見つけるタイプなので、まずは行動をどんどんするんだろうと思う。
僕らは、ビジネスを作る上でお金を稼ぐことをしないと資本主義社会の中では埋もれてしまう。
ただ、資本主義が全て正しいかというとそうではない。
長谷部さんはきっとその違和感に気付いて直感的に動いているのだろう。
今の時代では、異端な彼だが、少し先に行くと普通になるかもしれない。
これからどうする?
ルーティーン作業はつまらない、予想できる未来は嫌だ。
そんな彼が考える主戦場は、「長野、東京、千葉、マレーシア」。
場所によって用途を変えるつもりだ。
長野:遊び場
東京:インプットの場
千葉:ベースキャンプ
マレーシア:上記全てのMIX
と考えている。
身軽になったことでライフスタイルのアップデートが可能になった。
日本全体をベースにして、これからは世界を転々とすると語ってくれた長谷部さん。
こんな生き方をしている人もいる。
でもこれが全てではない。
自分の目指すべきラインを定めることで、人生の満足度を高めることができるだろう。
長谷部さんとは3年ほどのお付き合いになる。
この記事は、東京から長野へ帰る際に、ピックアップしてくれて送ってくれた取材記事。
リビングスペースで揺られながら、ライティングをしていたのだが、酔った。
完全に酔ったよ、長谷部さん。
一緒に風呂入ったり、謎のラーメン食べたり、楽しかったですねw
尖ったライフスタイルを確立して、世界の誰かの参考になるような生き方を創出してください!
ありがとうございました!
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。