Pic:Tiny House Living
現実にいるスパイの隠れ家
スパイといえば映画の中の世界のようにも思われますが、これは実際にスパイが住んでいたという崖の下に作られたキャビンです。
Pic:Tiny House Living
1944年の第二次世界大戦末期にナチスドイツによるノルウェー占領の際、イギリスのスパイが送電ラインの破壊工作の為にこのキャビンに身を隠していたそう。
断崖絶壁に建てた理由は?
このキャビンのある場所は断崖絶壁の下。
想像するだけで怖いのですがそれにはれっきとした理由があります。
それは、「航空機からの発見を防ぐためにオーバーハングした部分に作られている」のです。
そして、この場所は非常に遠方にあり、近隣の街から歩いて2~3日もかかる場所なのだとか。
いくらスパイとは言えかなり過酷な場所で暮らしていたみたいですね。
キャビンの中には4っの寝台と無線機、簡単な調理器具のみがあるそうで、ほぼサバイバル?状態で過ごしていたのでしょうか?
Pic:Tiny House Living
このキャビンに滞在した期間は約1年間。
ノルウェーという厳しい冬が訪れる地域で、どのようにこのキャビンで過ごしていたのかとっても気になるところです。
どのように資材を運んでどのように建てられたのか?そしてどうやって過ごしていたのか?
多くのことが謎ですが、もしかするとミニマムハウスを作るヒントやそこで暮らす知恵が隠されているかもしれませんね。
なんといっても本物のスパイがいたキャビンですから!
今現在は、ノルウェーのトレッキング協会が管理しており一般に開放されたキャビンとなっているそうです。
ノルウェーに訪れた際はこのキャビンで過ごしてスパイ気分を味わってみてはいかがでしょう?
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。