pic:Goods Home Design
三角屋根の秘密
この写真を見て「これって屋上?」と思う人が多いのではないでしょうか?
見方によっては、屋根の部分だけで作るのをやめたように見えたり、地面に沈んでしまったようにも見えるかも知れません。
実はこれ、れっきとした完成形の三角形タイニーハウスなんです。
この家のほとんどの部分をリサイクルの材料を使っており、ベルギーに住むカップルによって建てられました。
pic:Goods Home Design
「場」の雰囲気が最大のインテリア
もともとは、「仮住まいの家」として考えていたそうですが、いつの間にかとっても素敵なお気に入りの家となっていました。
住み心地の良さや大切な人を向かえるおもてなしの家は「豪華であること」「華やかで贅沢なインテリア」で飾り立てられた家だけではありません。
住んでいる人らしく、本当に住んでいる人が心から幸せで、ハッピーな家であることが一番大切なことではないでしょうか?
貴金属では飾り立てられないその場の「雰囲気」が最大のインテリアです。
ワンちゃんもこのお家がお気に入りの様子ですね。
とってもシンプルなレイアウトになっており、1階部分は日中の活動スペースとして、2階部分は心地よいベッドで熟睡できるようにデザインされています。
ベッドルームの隣は、大きなウォークインクローゼットがありタイニーハウスとは思えない収納力です。
傾斜の使い方に工夫がみえますね。
pic:Goods Home Design
インテリアはアイボリー系の色目でまとめられており、狭さを感じさせないような効果をもたらしています。
pic:Goods Home Design
余分な物を一切省いた、シンプルなバスルームや、このコンパクトにまとめられたシステムキッチンが本かわいい。
デザイン性も素晴らしいですが使い勝手もよさそうで、タイニーハウスのキッチンとは思えない広さです。
このAシェイプのタイニーハウスは普通の家と何ら変わりはありませんが、唯一タイニーハウスらしい所はこの階段ではないでしょうか?
狭い空間と捉えるか?自分らしさと捉えるか。
他の写真に写っている階段はそこまで急な勾配だとは感じませんでしたが、この上から見下ろした写真には驚きです。
急な勾配のため「ジグザグに」段違いに取り付けられているとは気付きませんでした。
小さなお子さんがいる家にはちょっと危ないデザインですが、タイニーハウスらしいアイディアですね。
もし、あなたが経済的に夢のマイホームが建てられないと思っているのなら、このカップルの“Aシェイプ” タイニーハウスの写真からインスピレーションやアイディアを得て、あなただけのあなたらしい夢のマイ “タイニー” ホームを計画してみてはいかがでしょうか?
via: Goods Home Design
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。