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リサイクル木材の偉大さ
信じられないほど巨大なツリーハウスは、2階建ての建物の中央を立派な木の幹が貫いています。
今まで子供たちが遊んできたどんな場所よりも楽しそうなツリーハウスは「全てリサイクル木材」を使用しています。
手がけたのは、フランス人アーティストでデザイナーのジャン・ポール・レスパナールとメイン州のアーティスト、イーサン・ヘイズ・シュート。
2010年のイエールファッションフェスティバルの一環で、「勝利のために掘る」と題されたユニークな作品のためにコラボレーションしたものです。
アーティストが手がけた「迷路のような遊び心」
ヘイズ・シュートは一見デタラメに思える構造物を作ることで知られています。
この建物も訪問者に探検を、あるいはアクセスの難しいスペースを提供する多様な室内設備になっており、熱心なリサイクリストであるレスパナールとの共作は、あえてこの大木のある屋外に住み込みながら制作されました。
家は木材とアンティーク品などで構成されており、木の幹も枝も建物に触れることなく、成長し続けるように建てられているというから驚きです。
巨大なツリーハウスが住まいの価値を問い直す
ツリーハウスというには大き過ぎるし、木の上に乗っているわけでもありません。
それでも非常に人の興味をそそるこの建物。
これを見た一般の人たちが、同じような家に住むことはないでしょう。
それでも家庭や住まいとはどうあるべきを考えるときのひとつのヒントになるかもしれません。
Source:mymodernmet
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。