何もしなくていい、そこにいるだけで。「自然」に身を置くことによる人間回帰

FEATURE

キャンプデビューしたエセキャンパーLv1の佐藤です。

普段は会社経営をしていたり、何かしら小難しいことばかり考えて生きています。

頭は常にフル稼働で「この選択でいいのか?」と考えています。

正直、疲れるんですよ。

そんな日々を、もっとしなやかに、そして豊かに過ごすためには何がいいのか?

そう、自然と触れ合うことが一助となることを体感しました。

頭ではわかっていても体感しなければ分かり得ないことはたくさんあります。

振り返ってみてください。

自然と触れ合っていますか?

どんどん便利になる合理的な世の中に、あえて非合理を入れ込む

都市生活をしていると、電車は正確な時間に来るし、ネットに接続すれば情報はすぐわかるし、お腹減ったなと思えばどこでも食べられます。

便利、非常ーーーーに便利です。

ただ便利を追求していくと、どこまでいっても・・・といった感覚に陥ります。

PCやスマホに向き合って、便利すぎる社会に身を置くと謎の閉塞感に見舞われることはありませんか?

それらを解消するためには、「自然」との触れ合いが効果的です。

僕がいったスノーピークさんのキャンプフィールドは初心者にとってはうってつけの、自然体感空間です。

手ぶらキャンププランを選択したのですが、設営のレクチャーはしっかりしてますし、トイレも綺麗でフィールド内どこにいてもそれなりの距離でいけます。

シャワーもあるのでべとついた肌を洗うこともすんなりとできます。

エセキャンパーとしては全て自然の環境からスタートすると、ハードルが高く辛い気持ちで終わる気がするので、まずは設備のあるところからスタートするのが望ましい。

自然と現代がうまく融合していることで、自然の魅力をもっと引き出すことができている素晴らしいフィールド。

そこは小高い丘陵地帯。広さは約5万坪。牧場のために開かれた草原で、天気のいい日には 近隣の粟ヶ岳や守門岳が美しい姿を見せます。春から秋は緑の草原で、冬はあたり一面雪で 覆われ真っ白な世界が広がります。丘になっていることから、周囲のあかりは入り込まず、切り 取られた空に星がきらめきます。また、ストアでは現在のスノーピークの全ての商品ラインナッ プを手に取ることができるのはもちろん、実際にフィールドに設営した商品を確認することがで き、より皆様が使用するシーンに近い形で商品を選ぶことが可能です。レンタル品の貸し出しも行っており、道具を持たない初心者の方も安心してご利用いただけます。

hq_mainvia:snow peak

体は疲れる。しかし、頭はスッキリ、明日への活力が湧く謎

これは体感しないとわからないこと。

テントの設営など不慣れなことをしていて体は普段よりも疲れているはず。

筋肉痛になったりしているのだが、なぜか頭はスッキリし、明日は何をしようか?と考えることが不純度が少なく考えられるようになっている。

これは本当にびっくり。

マッサージに行っても治らなかった肩こりや腰痛がなぜか?すっきりしました。

自然の中に身を置いた人にはわかる感覚ではないでしょうか?

僕の仮説ではあるが一夜を自然の中で過ごすことで、蓄積されたストレスやデジタルガジェットなどの液晶を見ないことで体に好影響が生まれるのであろう。

振り返ってみてみると、1日中携帯を見ないという生活はここ10年以上していない。

こういった自然の中に入ったら、携帯等は見ないという掟を。

夜は人工的な電気の明るさでなく、月夜の明かりや、焚き火で明かりを取り、眺めているだけで相当なデフラグができる。

自然の空気・匂いを脳へと直結

都市にいると、「どこからこの匂いが出てくるの?」ってほど臭い場所がありますよね。

自然の中にいると、草の匂い、木の匂い、雨の匂いが濃く感じます。

自然の匂いは売っているアロマよりもリラックスする効果は高いのではないでしょうか。

夜になるにつれ、露っぽくなり、匂いの変化も手に取るようにわかります。

僕は神社も好きなんですが、疲れたりすると神社に行こうと思うことがあります。

これも「空気がいいから」と言えるでしょう。

鼻から大きく吸って、ゆっくりと吐き出す。

これだけでいい。

奥底に眠る声。自分・大切な人の「会話」を雑音なく聞く

僕の中のルールは自然の中に入ったら、携帯をオフにすること。

今は、ビジネスツールとしてクラウドサービスを絶賛活用中なので、どうしてもプロジェクトの連絡が気になってしまう。

この「気になる」ということは、精神をすり減らしているということだ。

気になるツールを遮断することで、見えてくる世界がある。

インターネットが普及していく一方で「オフラインの価値」も飛躍的に伸びていく。

自分のうちなる声に耳を向け、大切な人の声も雑音なく響いてくる。

都市で毎日すり減りながら生活するビジネスマン、毎日当たり前のように淡々と家事をこなす主婦。

それぞれ、当たり前の日常も認めてあげることができるかも。

自然の中に佇むだけで何もしなくていい

日々、プレッシャーの中に身を置く現代人にとって、「ただそこにいるだけ」で、不思議なほどに気が楽になる。

人間の基本に少し寄り添うだけで、あなたの不調が改善していくきっかけとなります。

長い間、自然と共に暮らしてきた人類は、故郷に戻ってきたような状態になり自己肯定感が満たされるのではないか。

大自然に行くのは時間的に厳しくても、ベランダで食事をしたり、公園でお弁当を食べることからはじめると少しづつ癒されていくだろう。

ライフスタイルに少しづつ自然を取り込み、自分の本質を引き出そう。

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Editors' Voice

あー、キャンプ行きたい。

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。