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アーティストが住む、水に浮かぶ卵型ミニマムハウス
アーティストの、Stephen Turnerさんが住むための”たまご型の部屋”を制作することを、建築家・アーティスト・エンジニアのグループが発表しました。
約2年後、エネルギー効率のある、自立して浮かぶことができる”たまご型の部屋”は、”Exbury Egg”として、イギリスの美しい川の河口に登場しました。
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目的は「自然と人の相互作用を学ぶため」
Turnerさんはこの”たまご”の中に12ヶ月住む予定です。
彼が住んでいる間、そのスペースを入り江の潮の満ち引きについて、自然と人の相互作用について学ぶために使います。
”Exbury Egg”は、イギリスのデザイン会社の、SPUDとPerring Architecture+Design(PAD)、ボート施工者 Paul Baker、造船技師 Stephen Payne、アーティストのStephen Turnerのとの共同制作です。
”Exbury Egg”は成形合板と地元の木材で作られています。
木を曲線にするのは本当に手間がかかり、卵型のようななめらかな曲線はさらに難易度が高いと思います。
内部の曲線は見事の一言。きれいですね!
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地元の木材とハンモックでリラックス
大きさは、長さ約20フィート(約610cm)、幅、約9フィート(約275cm)。
インテリアはシンプルなスペースになっており、ハンモックと小さなコンロ、机とウェットルームがあります。
波の動きとハンモックの揺らぎは相性いいのでしょうか?
体験してみたい!
スペースとしては小さいのですが、実際に使うスペースというのは意外に少ないので、これだけあれば十分かもしれません。
1年間住み続けた先には?
Turnerさんは12ヶ月間、入り江の潮の流れのなかで生活をします。
それは、満潮時の水上に浮かぶ時と干潮時の泥の上での休憩の時と、上がったり、下がったりの生活になることでしょう。
12ヶ月間の居住の後は、”Exbury Egg”はエキシビションの旅に出る予定です。
船の新しい形が身近になるのもすぐそこなのかもしれません。
via: inhabitat
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。