「物質的豊かさ」から「体験的豊かさ」への遷移
FEATURE日本で暮らしていて不自由に感じることは大小様々ありますが、経済、社会保障の充実を見ると他国に比べ少なく感じます。
美味しいご飯を食べる選択ができ、家があって家族がいて、布団やベッドで寝ることができる。
そんな毎日の当たり前に揃っている物質的豊かさから、体験的豊かさにも価値を見いだす人が多くなってきています。
そもそも、豊かさとはなんなのでしょうか?
豊かさとはなにか?
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「豊かさ」と一言でいっても明確な定義や答えのあることではありません。
一人ひとりの価値観によっても変わるし、国や地域によっても違うもの。
理由や明確な根拠があるわけではないけれど、心に余裕があり、幸せな気分でいる状態を豊かさというのではないでしょうか。
それが、自分の選択によって得た豊かさなら幸せも倍増します。
何かに満ち足りていると、豊かさを感じるひとが多いようですね。
いつでもすぐに物が手に入ることも、もちろん豊かさのひとつです。
体験的豊かさとは?
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自然のなかで感じることや、実際に使ってみたりすることを体験的豊かさといいます。
例えば、漁や釣りに挑戦してみたり、畑仕事をしてみたりすることで得られた食料を自分で食べるというのは、体験的豊かさです。
すぐに手に入るようなお金で得た食材ではなく、自分の手によって植え、育て、収穫をする体験をすることによって得ている体験が達成感につながり、心の豊かさにもつながります。
同じように外で子どもと遊んだり、ピクニックに出かけたりなど自然と共存しながら心が満たせれていくことは、体験的豊かに分類されます。
豊かさの将来
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いま、私たちはなんでも好きなものを、必要に応じて手に入れることができる恵まれた環境があります。
多くの日本人は、それに順応できる経済環境に置かれています。
しかし、これから先、物質的に満たされなくなる将来が来るかもしれません。
それは明確にはわからないことですが、食料自給率も低く、経済状況も決して良好とはいえない日本の現状を顧みると絶対にこないとも言えないのが事実です。
そんな中でも、私たちは自然と触れ合い、人と触れ合うことで体験的豊かさを手に入れることができます。
それらは、物質的豊かさにはない、心の温かみを感じること。
溢れている”モノ”にたよらず、いま身近にある自然や人を、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。
豊かさとは「自分の中の基準」を満たすことである。
多分 笑
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。