海外ノマドワーカーの真実!社会人経験ゼロでフリーランスになった私が、世界中を旅しながら働いて学んだ5つの教訓
FEATUREこんにちは、ライターの宮﨑大輔(@JIBURl)です。
今、私は南米ボリビアのウユニ市に滞在し、フリーランスとして様々な仕事をしています。
例えば、NGOのコーディネーターとしてウユニ塩湖の環境改善プロジェクトを実施したり、観光ガイド兼通訳として日本人旅行者を案内したり、カメラマンとしてウユニ塩湖の星空を撮影したりしています。
また、ボリビアに来る前には、南米ベネズエラで少数民族に農業を教えるプロジェクトを実施していて、ベネズエラの前には東南アジアのベトナムで農業指導を行い、来年からはアフリカ大陸でも仕事をする予定です。
このように私は世界中を旅しながらフリーランスとして生きています。
しかし実は私はまだ20代で、しかも日本での社会人経験はまったくのゼロです。
信州大学大学院を卒業後に「新卒」で青年海外協力隊に参加し、任期終了後に日本へ帰国しそのままフリーランサーになりました。
現在は主に海外農業コンサルタント、ライター、カメラマン、ブロガーとして世界中を旅しながら、企業から依頼されたいくつかのプロジェクトに関わっています。
この経歴を人に話すと不思議がられますし、「まるで高城剛さんのようですね」と言われることもあります。
高城剛さんほどは目立った活躍ができていませんが、世界中でフリーランサーとして働いているおかげで、日本でサラリーマンとして働いていてはできない経験を積むことができています。
高城剛さんのトークライブ「旅は人を幸せにするのか?」のイベント書き起こしが、以下のリンクから読むことができるので、高城剛さんに興味がある人はぜひ読んでみてください。
そこで今回は、社会人経験ゼロの私が海外を旅しながらフリーランスで働いて学んだ3つのことをご紹介します。
これから海外で働きたい人や個人で仕事がしたい人は、参考にしてみてください。
01. 人の人生は一人一人違う
私は日本では「非国民扱い」を受けていました。
長野県飯田市という田舎に住んでいたこともあり、「海外で働くのは悪いこと」という洗脳を受けた年配の人たちからお説教ばかり受けていたのです。
「海外で働くなんて馬鹿なことを言わずに、村役場で働きなさい!」
「日本以外の国は危険なのに、なぜわざわざ外国へ行くんだ!」
と勝手なことばかり言われてうんざりした私は、ついに日本を飛び出しました。
しかし、実際に海外に来てみるとどうでしょう。
海外にはレールを外れた日本人がたくさんいて、しかも彼らは日本で働いている日本人よりも幸せそうに生きています。
例えば、ベトナムで起業した農業経営者、コスタリカで日本語を教える日本語教師、コロンビアで日本人宿を経営する元IT技術者などなど。
海外では自分が好きなことを仕事にしている日本人がたくさんいます。
彼らの眼は生き生きとしています、日本で働くサラリーマンのように死んだ魚のような眼をしていません。
外国人の生き方も新鮮です。
世界中をずっと旅している旅人、バリバリ稼ぐビジネスマン、飴玉を売り歩く少年、そして薬物中毒の人。
みんな好きなことをして、自由に生きています。
他人の目を恐れて、他の人と同じことをしようと考えている人はいません。
大学を卒業するからといって、リクルートスーツを着て就職活動をしません。
仕事がなくても気にしません。
海外で働く日本人や外国人の生き方を知ったことで、「人の人生は一人一人違っていい。自分の好きに人生を生きていいんだ!」と自信を持って言えるようになりました。
もう田舎のおじさんのお説教に耳は貸しません。
02. フリーランサーもビジネスマナーは大切
フリーランサーと自己紹介すると、「フリーランスは自由でいいね~」なんて言われますが、実は大変なこともあります。
例えば、会社員のように毎月決まった額の給料がもらえる訳ではないので、お金が稼げる仕事をしなければ生きていくことができません。
たとえ何時間作業をしてもお金に結びつかない作業ならば、収入にはなりません。
しかし、お金にならない作業もすべて自分でこなさないといけないので、土・日・祝日も関係なく毎日働き続けています。
世界一美しい奇跡の絶景と評されるウユニ塩湖を目の前にしても、私はパソコンで一日中作業している日が多いですし、海外を旅していても観光をする時間は限られます。
「自由と責任はセット」と覚悟はしていましたが、好きなことをして生きていくのはやっぱり大変です。
また、新しい仕事を取るためには、営業活動も必要です。
私は過去に一緒に仕事をした人や、ブログやSNSを使って営業活動をしています。
海外でプロジェクト実施中は、関係者への報・連・相を心がけます。
なぜなら、プロジェクトメンバーは世界中に散らばっており、顔を合わせる機会は少ないからです。
関係者から来たメールの返事は、開封した時に返さなければいけません。
なぜなら、海外ではいつインターネット接続が切れるかわからないからです。
日本の当たり前のビジネスマナーが、実は海外でフリーランスとして働くためにも重要なのです。
これだけ気を使っていても、フリーランスは企業よりも信用がないので「やっぱりフリーランスには仕事は頼めないわ」と企業から宣告され、仕事を断られることもあります。
それでも、「成果を出せば、次の仕事に繋がる」と信じて仕事をしています。
宮崎くんの実体験から得たアウトプットは非常に面白い。
彼のような「個」が際立ち、世界を見てきた引き出しの多さをバリューとして世界中で活躍してほしい!
世界中に貢献して、また帰ってきてね!
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。