《発電菌》ってなに?「土」は電気の宝庫でありエネルギーの未来だ

FEATURE

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発電菌?土は電気の宝庫

土の中に電気を起こす微生物がいるという。

この電気を利用して携帯電話を充電するというプロジェクトがある。

プロジェクトを立ち上げたのは、米個人女性Aviva Presser Aiden博士。

無題.png アビバ博士

彼女はハーバード大学医学部の博士課程に在籍し、将来は臨床医をめざしている。

工学と生物学との融合

シュワネラ菌 無題

Aviva Presser Aiden博士にアドバイスをしてきたハーバード大学准教授ピーター・カーギスは

スプーン一杯の土には数十億の細菌などがいて、有機物を分解する際に電子を放出するものもいる。その電子を電極に取り込んで電気を起こす

と説明している。

しかしながら、これらの作る電気は1世紀前から知られていたものの、弱すぎて使えるほどではなかった。

ところが、この微弱電気に光がさしてきた。

小さなLEDライトの消費電力は、従来の白熱電球の1000分の1以下。微生物の力でテレビはつけられないが、LEDライトなら灯せるようになった

とカーギスは言う。

Editors' Voice

日本では発電というと太陽光のイメージが真っ先にくるが、菌で発電できたり、温度差で発電ができる研究も進んでいるようだ。

エネルギー問題に関しては、解決法はまだまだ地球という資源の中にもっと眠っているのかもしれない。

もっと発電が身近になれば、様々なライフスタイルを選べることが増えるだろう。

佐藤 駿
佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。