【肥満について考えよう!】現在と未来の課題
FOOD肥満の現状
世界中で肥満が増加している。
1980年に8億8500万人だったのが、2013年にはなんと2.5倍の21億人に増加したことが明らかになっている。
via:dailymail
医学誌「ランセット」によると、何と「世界人口の3分の1が肥満」であることがわかった。
肥満が原因で死亡する人は、世界で340万人と言われる。
肥満により、心血管疾患、がん、2型糖尿病、変形性関節症、慢性腎臓病を発症しやすくなり、健康上の危険性が高まることはあきらかです。
via:ロケットニュース24
肥満の多い国の上位10位はこちら。
(1)アメリカ(8,690万人)
(2)中国(6,200万人)
(3)インド(4,040万人)
(4)ロシア(2,920万人)
(5)ブラジル(2,620万人)
(6)メキシコ(2,490万人)
(7)エジプト(2,180万人)
(8)ドイツ(1,710万人)
(9)パキスタン(1,670万人)
(10)インドネシア(1,510万人)
これらの国だけで世界の肥満人口の50%以上を占めている。
ひえー!
先進国では減少、途上国では増大
肥満や過体重は世界的に1980年代から増えはじめたが、先進国では1992~2002年に爆発的に増え、2006年頃から増加率が落ち着きはじめた。
都市化してくると、オーガニック食品など健康食品への関心も高まり、減少傾向になるのだろう。
逆に年々豊かになっていく途上国では、今後も肥満が増え続ける可能性がある。
南太平洋ミクロネシア ナウル島は約8割が肥満
原因は、タロイモを主食としていた彼らの食生活に欧米文化が入り、主食がパンになり、脂分の多い肉類や、糖分の多い飲料を多量に摂取したためだと考えられている。
タロイモのように繊維の多い食品と同じ満腹度でパンを食べたとすると、食パンにして一度に2~3斤食べてしまうのだ。
via:heaven
肥満の未来
家事や力仕事が機械化されていく中、今後も肥満は増え続けるだろう。
狩猟をしていた人間にとって、飢餓状態がもっとも恐ろしいことなので、元来エネルギーを貯めこむ本能がある。
人間は、脂肪を貯める=太ることは簡単でも、脂肪を減らす=痩せることが難しいのである。
現在、肥満症の治療には
(1)食事療法(2)運動療法(3)行動療法(4)薬物療法(5)外科的治療法がある。
しばしば「○○ダイエット」などが話題となるが、無理なダイエットをする人のほとんどか減量後にさらに体重が増えるリバウンドを繰り返し、次第に痩せにくい体質になってしまう。
肥満を無くす魔法の治療も、魔法の食べ物も、魔法を教える医師もいない。
もし、完全栄養食品が登場し、それだけを食べていれば肥満にならないと言われても、多くの人はそれを選ばないだろう。
選んだとしても続けられないだろう。
なぜなら、食事は人生の楽しみであり、喜びであるからだ。via:oh so fat
肥満を解消するためには、食事を楽しみつつ、上記の方法を総合的に実施する、本人の強い意志が必要となる。
誘惑に負けない程度に食事を楽しめるように意識を高めることが必要である。
また、肥満がどれだけ危険な状態なのか多くの人に理解してもらい、肥満にならないように意識した生活を送ることが今後の課題だと考える。
Editors’ Voice 佐藤駿
20代中盤からぷくぷくしてきた砂糖です、いや佐藤です。
おデブにはなりたくないけど、歳を取り、代謝も落ち、運動不足になり…
頑張ろう、みなさん!
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。