【閲覧注意】え、○○を食べるの?メキシコのスーパーフード3選
FOODこんにちは、ライターの宮﨑です。
最近はミドリムシやキヌアなどの栄養価が高いスーパーフードが、世界的なブームになっていますね。
皆さんも一度くらいはミドリムシ入りのクッキーやキヌア入りの雑穀米を、食べたことがあるのではないでしょうか?
しかし、実はスーパーフードはミドリムシやキヌアだけではありません。
歴史と種類の豊富さから世界遺産に登録されているメキシコ料理にも、スーパーフードがたくさんあるんです!
ぼくはメキシコを2回旅行し、実際にメキシコのスーパーフードを食べて来ました。
そこで今回は、日本人には馴染みがないメキシコのスーパーフードをご紹介します。
1.タコスやフルーツに欠かせない唐辛子
タコスなどのメキシコ料理には、ハラペーニョやハバネロといった激辛唐辛子が欠かせません。
メキシコの屋台やレストランのテーブルには、赤色と緑色のサルサ(ソース)が必ず置いてあり、タコスや煮込み料理などのほぼすべての料理にかけて食べます。
しかも、メキシコではパイナップルやスイカなどのフルーツを食べる時には、唐辛子パウダーをかけて食べるのが普通です。
このようにメキシコ料理には唐辛子が欠かせないので、市場や食料品店に行くと数十種類の唐辛子が販売されています。
形や色が様々な唐辛子はまるで宝石のようで見ているだけでも楽しいですが、辛味成分により炎症を起こすので素手で触るのは厳禁です。
品種ごとに辛さや味が違うので、使う料理に合わせて最適な品種を選ぶのです。
実は唐辛子にはビタミンCが豊富に含まれており、免疫力アップやお肌にも良いと言われています。
しかも、カプサイシンの脂肪燃焼効果も期待できます。
唐辛子はメキシコ人の健康を支えるスーパーフードなのです。
2.貴重なタンパク源!昆虫食
次に紹介するのは、メキシコの昆虫食です。
日本でも長野県などではイナゴや蜂の子などの虫が食べられており、伝統的な食文化を形成していますし、昆虫食は「未来の食料」として世界中から注目を集めています。
実はメキシコにも昆虫食文化があり、①マゲイというイモムシ、②エスカモーレという蟻の卵、③チャプリネスというバッタが有名です。
マゲイというイモムシは、テキーラの原料になるリュウゼツラン科の植物の茎に生息しており、テキーラを製造する時にイモムシも一緒に収穫されます。
マゲイはそのまま炒めて食べることもありますが、テキーラやメスカル(テキーラとほぼ同じ製造方法の蒸留酒)と一緒に酒瓶の中に入れられることも多いです。
エスカモーレはツヤハダアリという巨大な蟻の卵で、卵のサイズは直径が5mmほどあります。
味はバターに似ていて、ソテーにしてからタコスの具として食べます。
エスカモーレは、最近では高級珍味としてメキシコを訪れた観光客に人気です。
チュパリネスというバッタは、塩と唐辛子で味付けされスナック菓子として路上で販売されています。
味付けがかなり濃いので、コロナビールのお供にピッタリですよ!
メキシコの都市部では昆虫食文化は失われつつありますが、メキシコ内陸部の農村では、今でも貴重なタンパク源になっています。
3.エイリアンみたいなトウモロコシ?ウイトラコチェ
最後にご紹介するのは、ウイトラコチェ。
日本で「ウイトラコチェ」という名前を聞いたことがある人は滅多にいないでしょう。
ウイトラコチェとは、黒穂病に感染したトウモロコシのことで、煮込み料理やタコスの具として使われています。
トウモロコシは黒穂病に感染すると粒が白色に変色し巨大化するので、見た目はまるでエイリアンのようになりますが、メキシコの市場では野菜と並んで売られています。
ウイトラコチェに含まれている菌には、抗生物質の一種であるペニシリンと似た効果があるといわれており、アステカ人が利用していた世界最古の抗生物質とされています。
参考サイト:Los aztecas ya habían encontrado la penicilina
そのため、世界最古のスーパーフードと呼べるかもしれません。
日本でもトウモロコシを育てていると黒穂病に感染することがあるので、ウイトラコチェを見つけたら調理してみてはいかがですか?
まとめ
今回は、メキシコの3つのスーパーフードである唐辛子、昆虫食、ウイトラコチェをご紹介しました。
気になる食材はありましたか?
世界には知られていない珍しい食べ物が、まだまだたくさんありそうですね。
メキシコへ行った際には、ぜひスーパーフードに挑戦してみて下さい。
むむむ。キモし…!
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。