ほとんどが廃材で作られた2万円の家とは
まるでホビット族の家かのような可愛らしいこの家はほとんど全てが廃材で作られ、壁は土壁とし最小限の費用で建てられたのだそうです。
かけられた費用はたったの2万円。
ネジまでもが廃材から手に入れたのだそうです。
作成にかけられた日数は2ヶ月間、もちろん全てを自分で作り上げていきました。
ラットレースから抜け出すための挑戦
このキャビンを作ったのは元・工業デザイナーのJeffrey氏。
働いても、働いても、一向に生活が向上しないいわゆるラットレースと言われる状態から抜け出したいという思いでこの家を建てたのだそうです。
また、この森の中でのシンプルな生活がラットレースから抜け出すためのきっかけとなるかどうか?という可能性をテストするため、オレゴン州の教育研究センターから土地を譲ってもらったのだそう。
そして、この家での生活から経済とシンプルさ、そして本当の人生の教訓を学ぶことを目的としてチャレンジしたのだそうです。
ラットレースとならない生活の模索とその生活から得る教訓とは一体どんなものとなるんでしょうか?
森のなかでの暮らしは、街中と比べ明らかに不便で大変な生活だとは思いますが、現状から抜け出すための大きな一歩を踏み出した勇気もまた必要なんだと気付かされるスモールハウスです。
Via:treehugger
家を安く建ててることが目的ではなく、「生き方への一つの形」を形成しています。
ラットレースは、私たちが普段あまり意識していない感覚かもしれません。
体が元気な時は、なんとなく大丈夫だろうという意識が働いてしまいますが、早い段階で自分の生き方を見つけ、実現するための手段を考えることが大切と気づかせてくれる事例ですね。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。