樹齢約40年の木が倒れて悲しんだオーナー
樹齢約40年の松の木が倒れてしまい悲しんだオーナーが作ったのは、ツリーハウスを模してつくられたワーキングスペースでした。
ツリーハウスと言えば自然の木を利用し、木の配置にあわせたレイアウトですが、このワーキングスペースは「木の代わりに鉄柱を配置」して、ツリーハウスを作るかのように建てられました。
あえて機能的ではないレイアウト
柱の配置も機能的とは言えませんがそれはツリーハウスだって同じこと。
そこに柱がある。
だからこそ「柱に合わせてレイアウトする」という、基本概念はツリーハウスと同じです。
わざわざ「手間」となる部分を
通常、ツリーハウスにアクセスするにはハシゴを登ったり吊り橋を渡ったりということが多いですが、このワーキングスペースもあえてアクセスするのに階段を取り付ける設計にしたそうです。
ちなみにスロープの途中にシャワーもあったり。
なんか遊び心がツリーハウスだなーと感じます。
満足度は住まい手によって決まる
見た目はツリーハウスじゃないけど、気分はツリーハウスってこと。
ホントに木が倒れて残念だったんでしょうね。
そして現在倒れた松の木は、水平方向に成長し始め再生しているそうです。
その木を眺めていつでもインスピレーションを得たいということで、「松の木が見える窓もつけた」そう。
「木への思いや遊び心が設計の基礎」になったワーキングスペースってどんなアイデアが生まれてくるんでしょう。
Via : igreenspot
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。