絶対に倒れない!?未来すぎるバイク「C-1」に心踊る!

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絶対に倒れないバイクなんてあるの?

ところが、本当にあったのです。

それがこれ。

カッコイイでしょ?

画像1

photo:litmotors

僕が住んでる長野は「車社会」なんです。

車の問題点は、
「イニシャルコスト、ランニングコストが共に高い」

バイクの問題点は、
「コストは安いが天候に左右される、事故した時の代償が大きい」

チャリの問題点は、
「めっちゃ疲れる、急に遠方へ行く際に困る」

です。

アメリカのバイクメーカー 
Lit Motorsが開発した「C-1」というバイク。

カプセル型の二人乗り電動バイクで、大きな特徴はジャイロ効果を使って自立し、決して転倒しないところ。

絶対倒れないバイク 「C-1

本当に倒れないのか動画で確認してみましょう。

倒れないというところで、もはやバイクの域を超えています。

不安定な二輪でかつ、カーブを曲がるときの遠心力を克服し乗りこなすという二輪車ならではの魅力を安全、安心な魅力にかえました。

さらに、低燃費ゆえ経済的。

そしてコンパクトという二輪車ならではの本来の利点はそのままですよね。

ヘルメットも要らないから、ヘルメットをとった時のあのペシャッとしたヘアスタイルにならないし、女性はスカートでだって乗れますね。(日本ではヘルメット装着の義務があるかもしれません)

さらに公式ホームページによれば

シートベルト、複数のエアバッグ、金属強化シャーシ、まさに車のような安全機能と、当社のジャイロ安定システムにより C-1には二つの車輪に四輪車の安全性を提供します

ということで車内はこんな感じ。

車内 上から  後ろからphoto:litmotors

室内の温度調整はもとより高品質なサウンドシステムも搭載できるようです。

ハンドルも普通の四輪車と同じ感じですね。

まさに未来型の電動バイク!

2013年に24000ドル(300万円弱)での発売の予定。

高い!

バイクと思えば高いけど、軽自動車を買うと思ったら案外妥当な値段なのかもしれません。

量産化によって16000ドル(200万円弱)にまでコストダウンしての販売を目指しているそうです。(ただし、日本の公道で乗れるかは不明です。。)

絶対倒れないバイクの開発者 Daniel Kim

バイク「c-1」のメーカー、Lit Motors創設者のDaniel Kimは、4大陸28か国108都市をまわりあらゆる交通機関のフォームをサンプリングしました。

その結果、バイクの開発に着手したのです。

Danielは通勤など、ソロ運転での移動手段として四輪車の5シートは必要ないのではと考えます。

彼はLand Roverのメカニックとして在籍したこともあり、四輪車についても精通しています。

その上で、一人(または二人)乗りのバイクの安全性、安定性を向上させ、都市の交通の中でどう機能させるかを考えたのでしょう。

オレゴン州のリード大学で生物学と物理学を学び、カリフォルニア大学バークレー校で建築、ロードアイランドデザイン学校で工業デザイン、持続可能な交通網について学びました。

そして、生まれたのが絶対倒れないバイク「C-1」なのです。

なぜ倒れない?「ジャイロ安定化システム」

フライホイールphoto:litmotors

この円盤が次の画像でのLit Motorsのロゴの黒いケースに収納されています。

ジャイロphoto:litmotors

車体の安定化のための情報を瞬時に送り、倒れないようコントロールされるのです。

車体下部photo:litmotors

フライホイールが回転するとその状態を保とうとします。

車体が傾くと黒いケースが傾くようになっていて、その傾きが強まると黒いケース中のフライホイールはもとの状態を維持しようとするために慣性力が発生します。

この回転するフライホイールに加わる慣性力を測定することで、傾きによって発生したフライホイールの速度を知ることができます。

その速度が傾きそのものだから、測定したデータをもとに「c-1」が所定のステアリングだとかブレーキをコントロールすることによってバイクは倒れないのです。

もちろん手動による制御も可能で、バックギアもあります。

安定を保つためにジャイロ効果は今の輸送システムはほとんど採用されており、例えば自動車、航空機、船舶、ロケット、ミサイルに至るまで使用されています。

セグウェイや携帯電話、カメラの手ぶれ防止にも。

このような安定性をもたらすジャイロを倒れないためにバイクに用いたのは画期的だといえます。

このバイクではライダーとしての醍醐味、「峠を攻める」なんてことはできそうもないのですが、街乗りとして考えるなら最適なのかもしれません。

少し気になるのが、フライホールが回転するときの音や、制御するときの音ってどうなんでしょうか。

ちょっとバイクっぽくないですね()

lit mortorsのバイクを見たとき「これだ!」と思いました。

こういった、「乗り物の再定義」が出てきた事によって、生活が変わる。

イノベーションだなあと思うわけです。

日本企業もがんばろー!

via:litmotors


Editors' Voice

21世紀は「大きいものよりも小さいもの」が重要になっていく流れが確実ですね。

新しい市場ができてよりいいものができる。

楽しみです!

佐藤 駿
佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。