日本に暮らしていれば、「狭い家」や「小さい家」というフレーズはよく耳にすることと思う。
引っ越した友人から、狭い家だけど遊びに来てね、なんて声を掛けられたこともあるでしょう。
ただ、今回紹介する家は、想像をはるかに超越した、奇跡的な狭さ。
そのサイズ、幅が最小部分で72cm、高さ9m、奥行き10m。
写真を見ると、ギャグなのでは?と疑ってしまいたくなります。
設計したのはポーランドの建築家。
所有者はイスラエルの作家、エドガー・ケレットで、ポーランドのアート活動の一環として、ワルシャワ当局の資金により建設されたもの。
建築家は最初「無理」だと思ったそうで。。この狭さなら無理ないですよね。
そもそもこの土地は、ユダヤ人収容所があった場所。
ケレット氏の家族も暴動に巻き込まれて亡くなっていることから、メモリアルの意味も込められているそうです。
中を見てみると、単なる狭い空間ではなく、きちんと生活が送れるように設計がされていることがわかります。
1階と4階は収納。
2階、3階が生活スペース。
階段をあがるとすぐにトイレ。
寝室へはいるためには壁のはしごを利用。
さらには、キッチンや冷蔵庫、トイレ兼シャワーまで完備。
半年ごとのタームで、アーティストに貸し出すことになるという、この家。
狭さが集中力アップにつながるかもしれませんね。
via:http://www.ma-che-rie.com/warsaw-poland-narrowest-house/
(上記の情報を元に執筆しています)
https://www.youtube.com/watch?v=Wh0xsJeAzEU
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。