《脱東京》本田直之氏が考える豊かなライフスタイルの未来とは?

FEATURE

自分のクライテリア(基準)とテクノロジーの関係

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だから、まずはテクノロジーを学ばなきゃいけないというのが1つと、あとは自分がどう生きていきたいかという、人生のクライテリア【criteria基準】というか、何が重要なのかというのをすごく真剣に考えなきゃいけないと。

こっちが先だよ。

自分にとって何が大事なんだ、どう生きたいの?というのを真剣にまず考えなきゃいけなくて、その次に、それを実現するためにテクノロジーをどうやって活用するんですかということが出てきて、3番目にもうあとは準備しなきゃいけないんだけど、準備ができたら、もうやってみるしかない。

飛び込んでみるしかない。

準備はしなきゃだめだ。

何もやらないで飛び込んだら最悪なんだけど、これ俺、勘違いされがちだからさ(笑)

とにかくやればいいんですねって言われるんだ。

そういう問題じゃないくて、やっぱり準備しなきゃ失敗する確率は上がるんです。

あとは少しの勇気を持って、ちゃんとした準備〔インプット〕と、自分の人生の真意をしっかり持った上でやれば、こんないい時代はない。

佐藤:どう生きたいかというビジョンをまず定めて、あとはテクニックであるテクノロジーの知識を得る。

まずはそこが準備の段階という感じで、準備が整ったら一歩踏み出す勇気が重要だというような感じですかね。

要は豊かさの基準っていろいろ人によって違うじゃないですか。

日本的豊かさみたいな当たり前の基準が、今まではいいマンションを買って、いい土地に住んで、いい企業に勤めてみたいなところがすごくあったと思うんですけど、今は物質的豊かさから経験価値を重視するような人が増えてきているかなと思っていて、それが移住というところも絡んでくるのかなと思っているんですけど、本田さんにとっての豊かさ、すごく漠然とはしているんですけど、一番大事にしているものみたいなものは何なんですかね?

本田:まず、一番大事にしているのは「自由度」だね。

何にも縛られないこと。

何からも解放されていること。

これが俺の中の豊かさの基準というか、結局何かに縛られて生きるというのは、仮にお金がすごくいっぱいあったとしても、時間的な制約があるとか、移動の制約があるわけじゃん。

でも、仮にお金がなくても、移動の自由があればやれることっていっぱいあるんだろうし、もっと豊かに生きられる。

まず、俺の中では制約されることがハッピーじゃないから。

これは人それぞれ全然違っていいと思うんだけど。

俺にとっての幸福というのは自由ということだと。

自由には当然、リスクとか責任とかがつきまとうよねと。

自由というのは権利じゃないから。

権利だと思っている人いるんだけどさ。

自由に生きるということは、誰も面倒見てくれないということだから、権利でも何でもないというか、自分で何かしなきゃいけないということ。

誰も責任はとってくれないよ。

それを勘違いしている人が多いんだよ。

誰かに与えられるものじゃないく、自分で勝ち取る。

Editors' Voice

起業前から本田さんの著書を読み漁っていて、今回このような機会をいただけたことに感謝しています!

これは必見な記事ですよー。

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。