従来のタイニーハウスとの違いは?
軽トラキャンパーは、軽トラの荷台に住居スペースを乗せたタイニーハウス。
その一番の特徴は、住居スペースさえ外せば軽トラとしても使えること。
もちろん普段は家としても使え、実際に臼井さんはTarutaru号で寝ているそう。
電気、コンロ、流し、ベッドなど生活に必要な設備は揃っています。
カセットコンロを使えば、調理も可能です。
流しもあり、水も出ます。
コンロの排水はタンクに溜めてから捨てます。
キャンピングカーのようにトイレとシャワーはついていませんが、それらは公衆トイレや温泉を利用するそうです。
ここでもモノを所有するのではなく、共有する考えを実践されていますね。
臼井さんは「シンプルに生きるためには『本質』を見極める必要がある」と話しており、アプリやWebサイトのデザインとも共通する価値観を感じました。
僕もデザインの業務をこなしているのですが、お客様の要望をたすことは詰め込めばできるのだが、果たしてそれが本質的に役に立つものなのか?を重要視して考えています。
機能をそぎ落とすことで、適切なUIが完成すると思っていて、tarutaru号に関しては臼井さんのUIがしっかりと構築されていました。
軽トラキャンパ―のデメリット
軽トラキャンパーにもデメリットが2つあります。
それは「住居スペースが狭いこと」と「軽トラに住居スペースを乗せたり降ろしたりする作業が手間なこと」。
逆にいえば、この2つさえクリアできれば、軽トラキャンパーでも十分生活が可能です。
こちらは別の軽トラキャンパーの写真ですが、たしかにちょっと狭いかも…?
ただ天井が開閉式になって閉塞感を緩ませたり、窓が開けれたり…
作る人によって大事にするポイントが違うようで面白い!
普段はアート製作をしていることから気分転換にミミック号で出かけて創作活動もするとのこと。
臼井さんのtarutaru号には村上さんの一言が刻まれています。
軽トラキャンパーの狭さを「一畳に宿る最上の幸せ」と表現。
素敵な言葉ですね。
これが、住居スペースが乗った状態の軽トラキャンパー。
このように住居スペースを取り外せば、軽トラを荷物の運搬や農作業に使うことができます。
軽トラが一台二役になるわけですね!
こちらが軽トラキャンパーを製作している様子ですが、どこで作り方を学ぶことができるのでしょうか?
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。