《持ち運べる車?》世界最小A4サイズの電気自動車WalkCarとは?

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乗れば動き、降りれば停まるシンプルなUI

操作はいたってシンプル&イージー。

上に乗れば動き、降りれば停まる。

行きたい方向に体重を移動すれば向きを変えてくれる。

危険を感じたらとにかく降りれば良い。

スケートボードやキックスケーターに乗ったことがあれば、想像に難くないはずだ。

5Photo:CocoaMotors

仕事への活用法は?

アイデアもさることながら驚くのはその能力。

ココアモーターズのH.P.で公開されている動画を見ると、その力強さに驚かされる。

一人で持って歩くのがやっとの箱を3個積んだ台車を押しながら、坂道をグングン上っていくし、車いすを押しながら石畳の公園遊歩道を走っている。

もはや持ち主が“歩く”か“ウォーカー”かだけではなく、仕事に活用できる、作業の助けになるのである。

6Photo:CocoaMotors

問題になるのはその用途だ。

現在の道路交通法では、公道で好き勝手に乗ることは難しい。

まずは公共とは隔たれた場所での使用に限定される。

とりわけ広大な敷地内での移動手段というのが考えやすいが、実際のところセグウェイを同じように活用している例はいくつかある。

だが今年4月、国土交通省は「2輪立ち乗りロボット」について、7月から公道走行できるようにすると発表した。

2輪立ち乗りロボットとは、セグウェイやトヨタウィングレット、ホンダのユニキャブなどを指し、誘導員の配置、道路使用許可の取得、小型特殊自動車としての認定取得などが条件なので、“いつでもどこでも”とはいきそうにないが、3年前に行われた試験運用とはいえつくば市や豊田市のみという限定的だったことを思えば大きな進歩だ。

公道を自由に走り回る日もそう遠くはないのかもしれない。

ココアモーターズは、クラウドファウンディングサイト「キックスターター」のキャンペーンを利用して、今年10月に予約販売を開始する予定だ。

新たな乗り物を模索している人は要チェック。

Source&Photo&movie:CocoaMotors


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これはやっべっぞ!

佐藤 駿
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デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営

1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。