《脱東京》本田直之氏が考える豊かなライフスタイルの未来とは?
FEATURE身体への投資の未来
佐藤:あとは運動についてお聞きしたいです。
サーフィン、トライアスロンを長いことやられていると思うんですけど、「身体」についておききしたい。
先ほどお伺いした食に関することと、スポーツも身体を維持するには必要だと思うんですけど、本田さんは、身体への投資はどうお考えですか?
本田:身体は食と一緒です。
結局資本なわけで、その基は食なんだけど、みんな身体って永遠に「よさ」が続くと思っているでしょう?
そんなわけなくてさ、どこかでガタが来るわけで思いもしない病気になるかもしれないんですよ。
体が動かなければ、仮に自由になっても楽しめないということ。
足腰弱っちゃってもう外も出歩けませんとなると、例えば60歳ぐらいで会社引退して遊びにいきたいのに、もう家で寝ているしかありませんとか、そんな不幸な話ないでしょう。
やっぱり身体って本当に資本なんだよ。
だからすごく身体のことも考えて、トレーニングもそうだし、食べるものもそうだし、例えば検査するとかも大事です。
俺らぐらいの年になってくると、周りでがんになったとか、亡くなったとかって出てくるわけ。
みんな自分は永遠に続くと思っているけど、そんなことはない。
トライアスロンなんかやっていてよくみんなで話しているのは、やっぱりこうやってレースできていること自体がもう幸せなことだよね、と。
だって、やりたくたってできない人たちもいるわけだしさ。
だからすごく考えていかないと。
20代とか30代とかではあまり気づかない。
そのころに適当に過ごしていると、やっぱり後で後悔することになっちゃうよ。
本田直之氏、今後の展望は?
あとは今後本田さんが何をやっていくか、何を重視して行動していくのかというのは、多分皆さん知りたいかなと思っていて、それをちょっとお聞きしたいなと。
本田:それよく言われるんだけどさ、今後の夢とかないんだよ。
今やっていることを、一番大事なところで「自由に生きる」ということ。
これはブレなくて、その根本的なものがあって続けていくということが、自分にとってみると大事だなと。
今やっていることは、面白いと思ってやっているわけです。
だからそれをやりながら、何か広がっていくかもしれないし、ここからテクノロジーがまた進化していけば、もっといろんなことができると思うし。
だから今決めつけ過ぎるのも何かね。
昔は俺、決めなきゃいけないと思っていたわけ。
だけど今は変化が激しいから、あまり決め過ぎると自分の可能性を狭めちゃうから。
佐藤:アップデートする感じですか?流れに。
本田:そうだね。
例えばキーボードとか俺絶対なくなると思う、まず第一。
邪魔くさいの、キーボードって。
Siriのレベル大分上がってきているし、もっと上がると思うんだけど、まず、もうキーボードとかというものがなくなり、あとは言葉の壁ももうなくなっていくと思うんだよ。
今、いろんなテクノロジーが多分あと5年とかしたら、音声と同時通訳みたいなのを、iPhoneとかがやってくれるようになると思う。
だからだんだん語学力も必要なくなってくるし、移動コストはもっと下がるし、スピードは上がるし。
今のスピードだったら下がるし、もっと高く払えば、もっと早く着くみたいなものが出てくる。
そういう研究が行われているからさ。
唯一、今の問題は、文字を打たなきゃいけないっていうのってさ、時間と手間と、動きを止めるとかということになるんだけど、しゃべりながらできれば俺らがよくやっている走りながらミーティングするとか、全然普通にできるようになるし、とまっている必要もなくなる。
敢えて場を設けてミーティングとかもする必要ないです。
もっと面白い時代になると思うね。
起業前から本田さんの著書を読み漁っていて、今回このような機会をいただけたことに感謝しています!
これは必見な記事ですよー。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。