《脱東京》本田直之氏が考える豊かなライフスタイルの未来とは?
FEATURE「物質至上主義」と「サーフボード1本」の対比
今日もサーフィンやって、すごく波がよかったわけ。
横にいたローカルのおっちゃんと話していてさ、彼が俺のことをどこかで見たことがあると言うんだ。
こっちの英語版の記事とかで見たことあるんじゃない?と話してさ、「お前何やっているの? 仕事は?」みたいな話になって。
「俺はこうやって旅しながら生きているんだよね」と話したら、「いいじゃん、いいじゃん」といって。
「お前、それで稼げるのか?」と言われて、「めちゃめちゃ稼げるわけないじゃん」という話をしたわけ。
だけど別にファンシーな車とか、すごい高いものとか俺は要らないしという話をしたんだよ。
サーフボード1本あればお金かからないじゃんという話をしたわけ。
彼も「だよな」と言って(笑)
マテリアリスティック【materialistic 物質至上主義】に生きると、やっぱりそういうことはできない。
だけど、シンプルに精神的な豊かさを求めていければ、別にどこだって行けるし、特にハワイなんか、こんないいところはないという話をしたわけ。
彼も若々しくて、サーフィンもやっているんだけど、「お前何歳だ?」と言われたから「俺は47だよ」と言ったら、「俺は59で、子供もこんなにいて」とかって話になってさ。
サーフィンやっているときの笑顔が超イケてるわけ。
朝、平日の10時ぐらいにサーフィンやっているから、みんな仕事も何やっているかよくわからないけど、楽しそうなわけよ。
これが俺の中で言う「豊かさ」なんじゃないかな。
ハワイって、俺は「アメリカであり、アメリカじゃない」と思っているんだけど、アメリカってやっぱり未だに物質的豊かさを求めるところが多い。
だけどハワイってやっぱりこういう人たちが結構いて、ハワイの雰囲気が成り立っているんだなというのを、今日つくづくそう感じてさ。
佐藤:なるほどー。いいですね!
本田:今日行ったポイントというのは、もう本当、60歳ぐらいの人たちが結構サーフィンやる有名なポイントなんだけど、もうめっちゃ子供みたいに楽しそうに波乗るわけ。
俺らももう本当に楽しかった。
なんて素晴らしい人生なんだ!
よくこっちの自転車一緒に乗る奴がいてさ。いつも自転車乗っているときに、「何てすばらしい人生なんだ!」ってずっと言っているわけ、乗るたびに。
俺たちハッピーだなって。
別に彼はハワイで大金持ちとかじゃなくて、普通に「楽しく生きている」んだよね。
ものすごい家持って、ものすごい生活しているわけじゃなくて。
俺も彼と仲いいんだけど、常にこんな素晴らしいところで自転車に乗れて、本当に幸せだなとかってずっと言っているわけよ。
やっぱりこれだなと思うんだよね。
佐藤:暖かいところの地域に住んでいる人って、全体的に幸せな感じに見えるじゃないですか。
沖縄の人とか東南アジアの方々とか。
本田:それは寒いところでもそういう人はいるわけよ。
それが合うか合わないか。
ハワイだって、日本に帰りたいと言っている人がいっぱいいるし、つまんないとか言う人もいる。
寒いところだって、それはハッピーな人もいるしさ。
だからさっき言った、自分にとって何が大事なんですかと。
戻ると、そこをしっかり軸をちゃんと持っていない人は、どこに行ったってハッピーじゃない。
ハワイに来たってハッピーじゃない人、いっぱいいるし。
起業前から本田さんの著書を読み漁っていて、今回このような機会をいただけたことに感謝しています!
これは必見な記事ですよー。
佐藤 駿 Facebook Twitter
デザインファーム【THE APP BASE株式会社】代表取締役/コワーキングスペース【DEN】管理人/未来の選択肢を共有するWEBマガジン【THINK FUTURE】編集長/欲しいものはつくろう、自分の手で。DIY写真.レシピ共有アプリ【HANDIY】運営
1984年9月27日生まれ。中央工学校建築設計科卒。3姉妹のパパ。
建築業界(現場監督、設計事務所等)→東日本大震災で価値感が大きく変わり、場所に捉われない働き方ができるIT業界へ転身。
起業と同時に東京から長野へUターン。長野でコワーキングスペースDENを始め、地方発の起業家を増やし小さな経済圏を構築、挑戦する人を増やす。
未来の選択肢を共有するWEBマガジン THINK FUTUREで新しいライフスタイルを提供。
スマートフォンアプリのデザインやWEBサービスのUI、UXデザインを主に手がけ、ひいては建築の意匠設計・地域デザイン等、「広義のデザイン(問題を捉える正しい表現を掴む)」と「視覚のデザイン(問題を解決するUI、UXデザイン)」の両面からアプローチするデザインファーム。